鳴子町交差点付近は団地の中央だったのですが、そんなに賑わいのあるところではありませんでした。
Ry Cooder Paris, Texas(1984年)
現在ではセンターエリアと位置付けられ、ショッピングセンターや飲食店、スポーツ施設などが集まっています。
広がった青空
とはいえ、あたりが低層の建物になったため高台の空が大きく広がり、賑わいといったほどのものは感じられませんが、さっぱりと小粋な感じになりました。
ひと昔前のアメリカ郊外にあるショッピンモールといったところでしょうか。でもそれが現在の鳴子というイメージとピッタリ合って気に入っています。
この辺りで過去に賑わった商業地といえば、やはりダイエー鳴子店。
■ ダイエー鳴子店
1972年 開店
1972年にダイエー鳴子店が開店します。本来、天白区に建てられた店名をダイエーが「鳴子店」としたのも、当時の鳴子地区の勢いを感じさせます。
・2004年 アピタ鳴海店開店
・2008年 イオンモール大高開店
それから色々ありまして、41年後。
2013年 ダイエー鳴子店閉店
この頃たまたま訪れた鳴子の風景に何か変化が起きていることに気づきます。
この鳴子・相生地区も40年ぶりに新しい時代に入るようです。
地下鉄桜通線も延長して3年、鳴子のマックスバリューも 7月1日にオープン予定、鳴子団地の建替後住宅「アーバンラフレ鳴子」は5号棟までが既に竣工済み。建替住宅建設用敷地を除く街区は商業施設や高齢者施設の誘致、民間事業者による住宅の建設などの鳴子団地再開発と共にこの跡地は注目エリアとなっているのでしょう。
アンモナイトの記憶_鳴子ダイエー物語(2014年)
■ センターエリア再開発
今回はセンターエリアと呼ばれる街区の変貌の記録です。
C街区(2014年)
中央公園の南東にあたるC街区は幹線道路沿いに5棟の住棟が建ち並び、その南側に民間賃貸住宅のカンテや様々な商店の集まる商業地帯がありました。
2014年 マックスバリュ鳴子店開店
E街区(2016年)
中央公園の南側にあたるH街区には初期の頃には住宅公団鳴子営業所があり、駐在所、郵便局、スーパーと一階が店舗の住棟があり、鳴子団地の官庁街的なところでした。
2016年 B&Dドラッグストア鳴子店開店
B街区(2020年)
鳴子台中学校のすぐ隣のB街区は、スターハウスと住棟が建っていたところ。
この街区にも、もうすぐ、スポーツセンターや分譲住宅が並びます。
60年前の造成地の荒涼とした姿を見せる間もわずかに、鳴子団地の中央部もうすぐ再び新しく装われます。
本日の一曲
胸の鼓動があなたをおかしくしてる
あなたが手にしていたもの
あなたが失くしてしまったもの
静寂のなかでそれらを思い出すの…
あなたが手にしてたものは?
あなたが失ってしまったものは?
Fleetwood Mac – Dreams(1977年)