やってみましたDVE

ここ半年ほど、あるきっかけで依頼されたビデオ編集に挑んでいました。

アナログの頃にはビデオデッキを積み上げてのA/Bロール編集はよくやっていたのですが、デジタルになってからはさっぱりご無沙汰。

20年ぶりでどうなることやらと最初は心配だったのですが、実際やってみると昔とった杵柄(きねづか)は健在で、それより驚かされたのはデジタル化による作業効率のよさでした。


フォーマットの嵐

これまで磁気テープや光学ディスク、ハードディスクなどのデジタルビデオカメラを触ったことがありませんでしたので、その内容に関しての知識が不足してました。
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最初ぶつかった壁は、アナログ時代には無かった「コーデック」「コンテナ」といった用語。

ところが、よくよく考えてみれば、ビデオといっても要はデジタルファイル。

日頃 Mac で作業するときには様々なフォーマットや圧縮ファイルを利用しているわけで、つまりこれらはメディアファイルのフォーマット形式やデータ圧縮・伸張方式のことなのでした。

ビデオを扱うフォーマットもコンテナという入れ物に映像と音声ファイルが同期情報とともにワンセットに詰め込まれたものとして考えれば、もうこちらのもの。
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とはいえ、特にビデオフォーマットの種類の多さにびっくり。一体何がベストなのかさっぱり見当がつきません。

例えば、

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macOS 用 iMovie の互換性のないメディアについて」で紹介されている macOS 10.15 Catalina 以降でサポートされるフォーマット名。

静止画フォーマット
BMP、GIF、HEIF、JPEG、PNG、PSD、RAW、TGA、TIFF
オーディオフォーマット
AAC、AIFF、BWF、CAF、MP3、MP4、RF64、WAV
コンテナフォーマット
3GP、AVI、M4V、MOV(QuickTime)、MP4

※ M4V(.m4v) はアップル社が MP4 の規格を拡張して設定したファイル形式で、ビデオに「H.264/MPEG-4 AVC」、オーディオに「AAC」や「MP3」を格納するものですが、これも最初?だったフォーマット名です。

このあたりは日頃利よく利用していますので問題ないとして、

ビデオフォーマット
Apple Animation Codec、Apple Intermediate Codec、Apple ProRes、AVCHD、DV、H.264、HDV、HEVC、iFrame, Motion JPEG 、MPEG-4 SP、XAVC-S

さらに、macOS 10.15 Catalina 以降 iMovie で互換性のない(サポートされない)ものには、

3ivx MPEG-4、AV1/VP9、AVC0 Media AVA0 Media、BitJazz SheerVideo、CineForm,、Cinepak、DivX、Flash Video、FlashPix、FLC、H.261、Implode、Indeo Video 5.1、Intel Video 4:3、JPEG 2000、Microsoft Video 1、Motion JPEG A、Motion JPEG B、On2、Perian、Microsoft MPEG-4、DivX、3ivx、VP6、VP3、Pixlet PlanarRGB、RealVideo、Sorenson 3、Sorenson Sparc、Sorenson Video、Streambox、ACT-L2、Windows Media Video、Theora Video、ZyGoVideo

といった具合で、Apple が 64bit 化を契機にレガシーフォーマットを整理したくなる理由も分かる気がします。

 


iMovie

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当初、定番ビデオ編集ソフトの Final Cut Pro の操作を習得してと考えたのですが、時間的に余裕がなく、過去に少しだけ触った経験のある iMovie を利用することにしました。

それなら、定番フォーマット XAVC-S、AVCHD でカメラ撮り、編集フォーマットは iMovie にお任せと割り切ることができます。

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お任せといっても、一応どんなフォーマット使用するのか気になるので確認はしています

 


カメラ撮り

ついでにカメラ撮りもしたのですが、20年ぶりに手に持ったビデオカメラがなんとソニーの PXW-Z190 という業務用機。

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この設定ボタンの多さ。さすが業務用機。

ここでも「XAVC-Long(4K 4:2:0 8bit/HD 4:2:2 10bit)」「電子式可変NDフィルター」「キャノンコネクター」「リレー記録」「4chオーディオ入力」なんて用語に襲われましたが、アナログ時代のカメラ操作を必死に思い出しながら何とか短時間でクリア。

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おかげでけっこういい絵を撮ることができました。

 


ポストプロダクション(編集作業)

ワークフロー自体はアナログもデジタルも同じなのですが、PCベースのノンリニア映像編集による作業の効率化は驚くほどで、高品質な4Kビデオをも扱うこともできます。さらにはプレゼンソフト(Keynote)で作成したトランジション動画をクロマキー合成できたりとデジタルビデ初心者の自分には必要十分。

フォーマットによりますが、ソフト間を何度ピンポンしても劣化しないのがデジタルの良いところですね。それに 4K の映像を 2K 利用すればトリミングも自由自在。

Keynote はかなり使いこなしていましたので、助かりました。

あとは、映像を観る人々の顔を思い浮かべながら演出のアイデアを練り、地道なワークフローを延々と繰り返したのでした。

このあたりはプログラミングと同じ要領です。

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それで結果はといえば、ビデオダビング店の店長さんに(お世辞も含めて)褒めてもらいました。(^_^)

 


Keynote との連動

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今回 Keynote との連動の利用価値はかなり高いと感じました。

それは、単に Keynote でトランジション設定した文字や静止画を動画で書き出して iMovie でクロマキー合成して利用するだけでなく、逆に iMovie から書き出したビデオを Keynote に取り込んでトランジション設定して再び iMovie に戻せば、例えば iMovie 単独ではできない一画面に複数の動画を動かしながら表示することも可能です。

このように Keynote のトランジションと組み合わせるだけでも、かなりの表現手段に幅が出てくるのです。

 


お化粧道具たち

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写真素材はパース歪みを DxO ViewPoint で補正したり、AIを搭載した Photolemur でレタッチ調整。

オーディオの加工も映像から音声の分離して別のカットを挿入などのテクニックは iMovie でもできるのですが、加えて Audacity という無料波形編集ソフトを利用して音質を細部に渡って調整。

そのほか、ビデオ変換フリーウェア HandBrake なども利用しました。

 


 

今回、道具立てとしてフリーウエアやお手軽ソフトだけを使用して編集作業を行ったわけですが、それでもノンリニア映像編集による作業の効率化によって、カット表示の0.1秒単位の調整、視覚効果の繰り返しの検証や音声やバックグラウンドの音楽調整に十分な時間をかけることで満足できる編集作業を行うことができたと思っています。

(たぶん、経験値を多く持つプロは、この何倍もの早さで仕上げることができることでしょう。)

 

だいぶ慣れてきましたので、次は、


DaVinci Resolve に挑戦!

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「カット」ページ機能が気になる Blackmagic Design社の DaVinci Resolve(ダヴィンチ・リゾルヴ)という動画編集ソフトに挑戦したいと思っています。
(これもフリーミアムで買い取り、月額料金制ではないのでお得なのです。)

 

DaVinci Resolve 16には、革命的な「カット」ページが新しく追加されました。このページは、締め切りが厳しくスピーディな作業が求められるエディター用に設計されました。新しいDaVinci Neural Engineは、機械学習を採用。顔認識、スピードワープなどのパワフルな新機能に対応します!「調整クリップ」は、下にあるタイムラインのクリップにエフェクトやグレードを適用できます。「クイックエクスポート」はアプリケーション内どこからでもYouTubeやVimeoにプロジェクトをアップロードできます。さらに、新搭載のGPUアクセラレートスコープは、今まで以上に技術的なモニタリングのオプションを搭載しています。また、Fusionも劇的に高速化し、Fairlightには没入型3Dオーディオが追加されました。DaVinci Resolve 16は、ユーザーからのリクエストに応え、数百に及ぶ機能を搭載したメジャーリリースです!

Blackmagic Design社

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本日の一曲


Eureka Seven – Sakura (Trance Remix version)

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