My「サマー・オブ・ラブ」_再びラウンジへ

イージーリスニング・ブーム自体は 1979年に終りを迎えます。

1979年 イージーリスニング・ブームの終焉

イージーリスニング・ブーム自体は 1979年にビルボードのチャート部門名が「アダルトコンテンポラリー」に変わった頃に終りを迎えます。

しかし「ラウンジ・ミュージック」というジャンル自体が終わったわけではなく、

・フュージョン/クロスオーバー 1970年代
・アンビエント・ミュージック 1970年代
・アダルトコンテンポラリー 1980年代
・ニューエイジ・ミュージック 1980年代
・ワールドミュージック 1980年代
・クラシカル・クロスオーバー 1990年代

といった時代の音楽にも「ラウンジ・ミュージック」を感じられるものは沢山ありました。

「ラウンジ」

そして、1980年代/90年代には、ムード・ミュージックを楽しんでいた親世代の影響下にあったその子供達によって、エキゾチカ、ライトジャズ、イージーリスニング、ノスタルジアなどを広くまとめた「ラウンジ」というジャンルが再び支持を集めます。

 


アンビエント・ミュージック

エリック・サティ


Cafe scene from Le feu follet

サティの曲はフランス映画『Le feu follet(鬼火)』(1963年)により世界的に知られるようになり、日本でも1975年に西武美術館において環境音楽として使用されて知られるようになりました。

アンビエント・ミュージック(環境音楽)を提唱したブライアン・イーノは、サティの『家具の音楽』から影響を受けたと語っています。

このアンビエント・ミュージックは70年代後半から注目を集め、80年代のアンビエント・ハウス/90年代のチルアウトへと受け継がれます。


Brian Eno – Ambient 1: Music for Airports(1978年)

ポスト・クラシカル

ポスト・クラシカルは、70年代の「クロスオーバー」と同様、クラシックの旋律にインディ・ロックやエレクトロニカから影響を受けたモダンなプロダクションを加えた現在の「クラシカル」ジャンル。


Penguin Cafe Orchestra – Perpetuum Mobile(1987年)

1976年にブライアン・イーノのオプスキュールレーベルよりデビューしたペンギン・カフェ・オーケストラ。97年にリーダーのサイモンの死後、息子のアーサー・ジェフスが引き継ぎ「ペンギン・カフェ」として活動しています。

そのペンギン・カフェが所属するイレース・テープレーベルにはオーラヴル・アルナルズも所属しています。

そうとは知らずに、アルナルズが気に入って聴いているうちにペンギン・カフェと繋がり、ブライアン・イーノそしてエリック・サティと回帰している自分がいて不思議な気分。


Ólafur Arnalds – Old Skin ft. Arnór Dan(2013年)

 


ニューエイジ・ミュージック

自然回帰を謳いながらエレクトロニック楽器を中心に用いるのが特徴。クラシックやポップス、ジャズなど多様な要素をミックスしたような特徴を持ち、環境音楽、エレクトロニカ、ミニマル・ミュージック、ワールドミュージック、イージー・リスニングなどの音楽と多くの共通点を持ちます。

・ヴァージン・レコード 1972年

マイク・オールドフィールドのプログレッシブ・ロック・アルバムであるTubular Bells (1973)がニュー・エイジとしての最初のアルバムの1つとなりました。


Tubular Bells (The Original Remastered)(1973年)

・ウィンダム・ヒル 1976年
・ナラダ 1983年
・プライベート・ミュージック 1984年


Patrick O’Hearn – Ancient Dreams(1985年)

1985年頃から本格的にニューエイジ・ミュージックが広まります。

そして、1987年にはグラミー賞にニューエイジ・ミュージック部門が登場します。


Enigma – Sadeness – Part i (Official Video)(1990年)


 

ハウス前夜のディスコ時代から1980年代半ばのシカゴ・ハウスの誕生。そして1988年の「セカンド・サマー・オブ・ラヴ」を頂点とするハウスで世界中を熱狂させたバレアリック・サウンド、音楽的にハウスを洗練させたディープ・ハウス、1990年からディスコの故郷NYを拠点に広がったガラージ・ハウス、1994年から原点回帰を標榜しながら音楽性を拡張させたディープ・ハウス・リヴァイヴァル、1996年からフレンチ・タッチとデトロイト・ハウス。2000年代のドラムンベースとダブステップ。そして2010年代はマイアミから広がった EDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)の隆盛。

 


チルアウト

カフェ・デル・マール


Del Mar Chillout Mix 2019 – Relax Music – Chill Out Music – Summer Mix 2019 – Del Mar Music 2019

イビザ島のバー「カフェ・デル・マール」で流されているリラックスできるダンス系ミュージックは、チルアウトミュージックと呼ばれるジャンルとして、1994年頃からコンピレーションCDがさまざまなレーベルからリリースされ、欧州で流行し始めます。

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日本でのビートレスのヒーリング・ミュージックに対して、チルアウトはクラブミュージックのため、ビートがはっきりした曲が多いという点に違いがあります。


現在の「ラウンジ」の姿

「ラウンジ」は1960年代~70年代頃のムードミュージックを指す事が多かったのですが、電子楽器の普及と共にエレクトロニカという分野も生まれ、2000年代、ポップとロックを再結合することで、ラウンジ・ミュージックは新たな進化を迎えています。

今では、ラウンジ・ミュージックもそのテイストによって様々なスタイルで聞くことができます。

例えば、DI.FM の「LOUNGE」チャンネルでは分類が14もあります。

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もうスタイル分けは難しいものとなっています。最終的には自分の感覚で分類するしかなさそうです。

 


ラウンジミュージック・ホテル

ラウンジ・ミュージックは本来、ホテルのラウンジやカフェでかかるムード音楽です。近年では、逆にラウンジ・ミュージックにあった雰囲気と選曲を売り物とするホテルやバーが人気を集めています。

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代表的なものとして、フランスのパリにある『ホテル・コスト(Hôtel Costes)』や、同じくパリにある『ブッダ・バー(Buddha Bar)』があります。

ホテル・コスト

『ホテルコスト』は、世界で100万枚を超えるミュージックアルバムで有名なジルベール&ジャン=ルイ・コスト兄弟がプロデュースしたホテル。


Hôtel Costes 5 [Official Full Mix]

ブッダ・バー

セレブな来店客と豪華な装飾で名高い『ブッダ・バー』は、欧米人好みのオリエンタリズム満載なラウンジ・バー。


Best of Buddha Luxury Bar 2018

やはり、ラウンジ・ミュージックは永遠です。


本日の一曲


The Mystic Moods Orchestra – Universal Mind

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