My「サマー・オブ・ラブ」_サンホセへの道

ヴィム・ヴェンダース監督の「パリ、テキサス」という映画にでてくる「パリ」はフランスではなくテキサス州のパリスのこと。

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同様にサンホセという地名も San Jose と San José とほとんどスペルは同じなのですが、コスタリカの首都のことではなく、サンフランシスコから少し南にあるサンノゼ市のこと。

San Jose は原音により近く表記すると「セァヌホウゼイ」で、サンノゼ市の発行する日本語のパンフレットにはスペイン語読みで「サンホセ」と表記されているそうです。

ミスティック・ムード・オーケストラの「サン・ホセへの道」

ミスティック・ムード・オーケストラのいちばんお気に入りの曲は、バート・バカラックの「サン・ホセへの道(Do You Know the Way To San Jose)」でした。

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残念ながら You Tube ではミスティック・ムード・オーケストラの「サン・ホセへの道」は再生できない状態が続いています。Apple Musicプレビュー「Emotions」でさわりの部分をどうぞ。



Wikipedia

 

イントロ部分は虫の音の聴こえる踏み切りに汽笛を鳴らす列車が遠くから次第に近づいてくるフィールド・サウンド。列車が目の前を通りすぎるとベースが切れのいいリズムを刻み始め、リミカルなのにどこかほのぼのとしたブラスのメロディが続き、さわりの部分はまるでサン・ホセへの道のカーブをなめらかに疾走する車のような優雅に流れるストリングス。

サウンドからその情景がビジュアルに浮かび上がってきます。

1968年といえば、ステレオ・レコードが普及でモノラル盤の新譜発売が終了、NHKでやっとFM放送が開始され始めましたが、TV放送はまだアナログ音声だった頃のことで、身の回りで音のステレオ化が始まったばかりの時代。


リアルでエレガントでスムース感のある音世界との出会い。このたった一曲で自分の求める音楽の方向が見えてきました。


カバー・バージョン

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「サン・ホセへの道」の歌詞は、

 

夢と希望に燃えてやってきた大都会ロサンジェルス。でもこのままズルズルと過ごしていると人生を間違えそうで、自分の本当の居場所がある故郷サンノゼに戻るために、忘れかけた戻り道を問いかけている。

多分、こんな意味の内容だったと思います。

ディオンヌ・ワーウィックの代表曲なのですが、同時期に多くのカバー曲が発表されていて、1969年にはボサ・リオによるカバーのヒットで日本でもよく知られるようになりました。

でも、

自分としてはミスティック・ムード・オーケストラのほかに101ストリングス・オーケストラとバート・バカラックのセルフカバーがお気に入り。

<101ストリングス>


101 Strings Orchestra – Do You Know the Way to San Jose

<バート・バカラック>


Burt Bacharach – Do You Know The Way To San Jose

どちらも音の表現が個性的で味わいがあります。


 リアル・サンノゼ


San Jose – A City To See (1972年)

これは「サン・ホセへの道」で唄われている頃のサンノゼ。バックの曲はアイザック・ヘイズの「シャフト」


Isaac Hayes – Shaft(1972年) live 1973

この頃、この街でジョブズとウォズニアックの出会いがありました。

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Apple の「ふたりのスティーブ」のうちウォズニアックはサンノゼ生まれ。1971年、ヒューレット・パッカードの夏季インターンシップで働いていたときに、スティーブ・ジョブズと知り合い容姿も性格も正反対の二人でしたが、すぐに意気投合して動き始めます。


ウォズの製作したブルー・ボックス


では現在のサンノゼへ


(S07 EP03) U.S. 101 North, San Jose to San Francisco

現在サンノゼはシリコンバレーとして知られる地域の中心の一部となっています。サンノゼの隣町のサンタクララにはアップルの本社もあります。


APPLE PARK

アップルの新本社「宇宙船」は、地域社会に歓迎されない「時代錯誤」な建築だった

ハイテク関連の企業が集中して物価や家賃が高く(全米で物価の高い都市の7位)、古くから住む人々にとって住みにくい環境になっているようです。


The Difference between San Francisco, Silicon Valley, and the Bay Area Explained

残念ながら「サン・ホセへの道」で唄われているような、古き良き時代のサンノゼはもうないのかもしれません。


サンノゼへの道

コースト・スターライト号


Wikipedia


Amtrak Coast Starlight, in a Sleeper Car Bedroom

日本からのツアーにも組まれることもある、ロサンゼルス、サンフランシスコやシアトルなど西海岸の3大都市を結んでいるのが、アムトラックの長距離旅客列車コースト・スターライト号。

ちなみにロサンゼルスからサンノゼまで約10時間10分。
(在来線で広島から名古屋までといった感覚でしょうか。)

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海沿いの景色で人気の列車の旅も「サン・ホセへの道」気分かもしれません。


本日の一曲

もうひとつの「サン・ホセへの道」といえるのが同じくバカラックの「パシフィック・コースト・ハイウエイ」。こちらの曲も素晴らしく、ひょっとしてロードウエイ・ミュージックとしては「サン・ホセへの道」以上かもしれません。

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ロサンゼルスからサンホセへ向うもう一つのルートがこの海岸線を走るパシフィック・コースト・ハイウエイ。この曲も素敵な夢のドライブ感覚を味わせてくれます。


Pacific Coast Highway – Burt Bacharach(1969年)

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