少し進展、今の Apple に未来の夢を託せますか。

ブログ「再び、今の Apple に未来の夢を託せますか。」からちょうど半年。春になって、すこし動きがでてきたようです。

20161108_01-2017-04-6-04-41.jpeg

「ハードコアな Appleファンがこれだけネガティブに反応するアップルイベントは記憶にない。」

最新のアップルイベントを眺めても、相変わらず歪曲フィールドのない「ティム・クックの Apple」には夢のある何かを感じることができません。Apple が混迷しているのではないかとますます心配になります。

 


 
20170407_01-2017-04-6-04-41.jpg

ジョブズでしたらどこの位置に席を占め、どんな表情をして座っていたことでしょう。

待ち望まれていたのは、こんなプロダクトイメージ

20161108_02-2017-04-6-04-41.jpg

今回のアップルイベントで待ち望んでいたのは、こんな Touch Bar と Touch ID が付属するキーボード。せめてこれも同時に発表されていたらデスクトップファンも少しは満足したことでしょう。今は地道に「ジョブズの Apple」を知るものの声に導かれて進んで欲しいものです。カリスマ救世主が現れるその時まで。

 


 

その後、

20170407_02-2017-04-6-04-41.jpg

先週の木曜日、米国特許商標庁は、MacBook用の新しいTouch Barについて、Appleから6件の一連の特許出願を発表した。(2017年4月3日)

アップル、タッチID付きタッチバーを6件の特許出願で発表_Patently Apple

今日午前、Appleは報道関係者と異例の会見を行い、Mac Proを根本的に見直す計画について語った。しかしその話し合いでは、いくつかほかのハードウェアの話も出た。新しいiMacは積極的にプロユーザーに焦点が合わされ、Mac Pro専用にデザインされたスタンドアロンのディスプレーも計画されている。

Apple、新しいiMacとPro用モニターも開発中_TechCrunch Japan

新型 iMac に付属される可能性が出てきました。(セミ)プロユーザー向けを標榜するなら別売りになってもかまいませんので Bluetooth 仕様のテンキー付きタイプを希望しま~す。

漂流する iTunes

20161108_03-2017-04-6-04-41.png

精密さの欠如

危惧していた iPhone のインターフェイスの欠点が、Apple のシステム技術者やデザイナーにも影響を及ぼし始めているようで、大まかで無責任なアプリケーションづくりが行われているようです。最近の iTunes のデザインもひどいものです。アップデートする度にインターフェイスデザインが悪くなり、しかも素知らぬ顔で堂々と手直しをする始末。

20161108_04-2017-04-6-04-41.png

20161108_05-2017-04-6-04-41.png

iTunes のインターフェイスデザインの一部を上から12.3、12.5.1、12.5.3 の順で並べてみました。バランスの良い 12.3 を基準にしてみると「Ⅱ」の文字が次第におかしなことになっているのがわかります。しかも、12.5 からはマイナーバージョンアップのわずかな間でもデザインを大きくいじっています。これではまるで素人の手並み。しかも、曲のタイトル名が上辺にくっついて表示されるという、実にみっともない状態は放置されたまま。

20161108_06-2017-04-6-04-41.png

一事が万事 False with one can be false with two.
OS の基本フォントさえ気軽に何度でも変更してしまう、現在の「ティム・クックの Apple」ですから何が起きても不思議ではないのですが、「一事が万事」のことわざ通り、こんな一つの小さな事象が他のすべての場合に現れてきそうです。

 


 

その後、

頭を隠して尾をあらわす

やっと気がついたのでしょうか、バージョン 12.5.5.5 では改善されています。

20170407_03-2017-04-6-04-41.png

といいたいところですが、よく見てみると

単純に下げたようで、逆にプログレスバー(曲全体の長さと再生位置を示す)の上部と文字のベースラインの間隔が縮まってディセンダーラインがバー内に移動して g , j , p , q , y の表示がおかしなことになっています。

この iTunes 担当のデザイナーあるいはプログラマは、欧文書体(文章ではありません)の知識が欠けているように思われます。それとも「ティム・クックの Apple」ではこれが美しいとされているのでしょうか。

たぶん、ジョブズならさっと気づいて「君はもう来なくていい。」の一言かもしれませんね。

欧文書体のライン構造

20170407_04-2017-04-6-04-41.png

ベースライン

ベースラインとは、欧文書体の基準となる線で、大文字の底部を示します。フォントを入力する際に表示される線が「ベースライン」にあたります。

アセンダライン

アセンダとは、欧文書体の小文字「b」、「d」、「f」、「h」、「k」、「l」、「t」の7文字の「xハイトライン」から、最高部までの領域を示し、その基準線を「アセンダライン」といいます。

ディセンダライン

ディセンダとは、欧文書体の小文字「g」、「j」、「p」、「q」、「y」の5文字の「ベースライン」から、最底部までの領域を示し、その基準線を「ディセンダライン」といいます。

欧文書体の基準線_PsGips

そして、とうとう最悪の時がきたようです。

何でもない問題に、ばかげた解決方法

「とても美しいケーキを焼いて、飾り付けに犬の糞を使うようなものだ」(Steve Jobs氏)

たった 0.0.0.5 の違いなのにバージョン 12.6.0 では、

itunesscreensnapz001e381aee382b3e38392e3829ae383bc-2017-04-6-04-41.png

とうとう Mac 史上一番醜い姿に生まれ変わってしまいました。

なんと文字を読まなければアルバム名も分からない仕様で、一見シンプルなようで、逆に複雑で分かりにくい表示になったのです。

しかも、バカでかくみっともない。

アップルの傲慢さは未来を見通すジョブズ氏だからこそ、許されただけ。未来を描くことのできないデザイナーのこの傲慢さが「ティム・クックの Apple」の本質。

初めてのOSダウングレード

20161108_07-2017-04-6-04-41.jpg

Sierra はハングアップ頻発OS

最近、新OS「macOS Sierra」はあまり魅力的ではなく、強いて導入する必要性は感じないのですが、一応 OS としての動作を確認しようとアップグレードしてみました。これがイケません。ちょっとした拍子に OS自体のハングアップが頻発します。(どうも Safari との相性のような気がするのですが。)OS自体のハングアップは、OSX が安定してからはお目にかかることはまったく無かったので、まるであの懐かしい System 7 時代へ遡ったかのような気持ちです。おかげで、あの左手の指の動作「⌘ + S」がもたらしてくれた平穏な日々を思い出すことができ、「macOS」と昔の名前に戻した意味にも納得。結局、使い物にならないのでダウングレード。OSX 時代を通して初めての経験でした。
ここでも「ティム・クックの Apple」を感じてしまいます。

 


 

その後、

2016年12月13日に行われた 10.12.2 にアップデートされたので再挑戦。
今度はうまくいったようです。

(楽しみにしている APFS(Apple File System)はまだですし、iCloud との連帯も最小限にして Siri などは非使用にしていますので、何が変わったのかよくわかりません。)

アップデートの内容に「Finder で DFS 名前空間を検索する際にカーネルパニックが起こらなくなりました。」とあります。Windows サーバーとの関連と思われますが、10年以上前の MacOS X 初期の頃に何度もお目にかかった「カーネルパニック」を今どき引き起こすとは、やはり技術力が iOS に偏向しているのかもしれません。

新しいMacBook Pro

そしてプロを見捨てる、あるいはプロに見捨てられる「ティム・クックの Apple」。

新しいMacBook Proの「Pro」は Apple の定義ではプロ向けではなく、一般用で価格の高いガジェット付製品という意味なのでしょうか。

20161108_08-2017-04-6-04-41.jpg

先日、Apple のイベントで発表された新型のMacBook「Pro」でわかったこと。
・Apple が勝手にレガシーと判断したポート廃止
・割高なコストパフォーマンス(CPU、RAM、GPU)
・味わいのないタッチのキーボード
・安心の MagSafe の廃止
・待ち望んでいた純正ディスプレイ開発中止
・混乱している MacBook ラインナップ
まるでプロに Apple を見捨てて欲しいと語っているように思えます。

Apple は同社製の過去最高のノートブックだと主張している。その主張に世界が同意するかどうか、答えが出るのはこれから。

アップル幹部3氏×米CNET独占インタビュー–Macの存在意義と新型MacBook Proへの思い

 


 

その後、

LGディスプレー問題

Appleは、2011年発売した27型ワイド液晶ディスプレイ「Thunderbolt Display」は2016年6月に販売終了しました。

「われわれは Apple Thunderbolt Display の販売を終了する。Apple.com、Apple直営店、Apple製品取扱店で在庫がなくなるまで購入可能だ。多数の素晴らしいサードパーティー製ディスプレイがあり、Macユーザーはそれらを利用できる」

そして、LG電子の「LG UltraFine 5K Display」の登場。

ところが、Wi-Fiルーターの近くに置いていると MacBook Pro と接続が解除され MacBook Pro がフリーズする問題が報告され問題となりました。

 

Appleは来年に向けて、新しいMac Proと共に独自のディスプレーも開発している。昨年新MacBook Pro専用の5Kモニターで、LGと協力したのとは違うやり方だ。もちろん、そのモニターがルーターの近くに置かれると表示に問題が起きるとわかったことで、提携関係にひびが入ったことも理由に違いない。

あれはAppleにとって絶対に避けたいバグであり、今回新しいMac Proとモジュール部品を一から作り直すことになった理由の一つかもしれない。

(2017年4月5日)

Apple、新しいiMacとPro用モニターも開発中_TechCrunch Japan

どれほど Macユーザーが純正ディスプレイの登場を待ち望んでいたかも気にかけることもなく、洗濯機損壊企業との社外開発。その結果、独自のディスプレーの再開発を開始。

そんなことなら、最初から独自のディスプレーの開発を続けていれば良かったのにと思うのは自分だけでしょうか。これが「ティム・クックの Apple」なのでしょう。

今更感はありますが、やらないよりはましかも。楽しみにしています。

過去に戻された製品に新鮮さを感じる不思議な現象。

20161108_09-2017-04-6-04-41.png

これを読んで にやっと笑ったあなたは、「ジョブズの Apple」生き残りの筋金入りマカー。

新しいMacBook ProでAppleは、やっとデベロッパーのことを本気で考えてくれたようだ。

ギミックなTouchBarは消えた。スーツケース1個分のドングルを持ち歩く不便な生活をパワーユーザーに強いてきた4基のUSB-Cポートも消えた。代わりに2つのUSB 3.0、Thunderbolt 2用ポート、新デザインの電源コネクタ、待望のHDMIポートが搭載になった。

サプライズでSDXCカードリーダーも追加された。フォトグラファーは大喜びだろう。やっとAppleも写真を本気で考える兆候かもしれない。

中でもAppleのジーニアスなデザインが発揮されているのは、新型MagSafeコネクタだ。充電コードはしっかりつながっているのに、けつまずくと、すぐ離れる神仕様。これならコード踏んだだけで、20万円のラップトップがパーになる心配もない。

ディスプレイは従来と同じ美麗なRetinaディスプレイを採用。ストレージとメモリも据え置いた。新型の方がやや厚く(USBポート分の厚み)、200g重いが、バッテリーもちにはさして影響はないかもしれない。

興味深いのは、指紋認証リーダーとそれ専用のチップを排除したことだが、これは自分で完全にコントロールできないマシンを嫌がるデベロッパーの気持ちを思いやってのことかもしれない。

一番目立つデザインの違いはキーボードだ。これはTouch Barを削除し、物理的なファンクションキーの空間を確保した。うれしいことに、エスケープキーも戻った。新しい配置に慣れるまで打ち間違えると画面がワヤになったり、OFFスイッチがバックスペースキーに近すぎたり、完ぺきとは呼べないが、大きな一歩前進と言えよう。 ソフトウェアデベロッパーなら、うまく使いこなすのではないだろうか。

新マシンは徹頭徹尾、タイプする人間のことを考えたデザインになっている。トラックパッドは小さくなったので、手のひらでうっかり入力ミスすることもない。キーも格段に打ちやすくなり、深く、ソフトになって、手に確かなフィードバックが返ってくる。もうiPadのガラスを打つみたいな覚束なさもない。しかもTouchBarが消えたので、ずっと手ばかり見てなくていい。

これだけ改善しておきながら、Appleは値下げに踏み切った。15インチのMacBook Proは400ドルも安くなった。これもデベロッパーのことを本気で考えている表れだろう。

Appleの新製品発表は2019年のラップトップ用OSのリリース以来久々だが、今回の発表には新しいAppleの息吹を感じる。巷では早くもMac Proとデスクトップ版Mac(どちらも2022年発売以来アップデートされていない)も新型が出るのではないかという噂でもちきりだ。

ヘッドフォンジャックを近々iPhoneに戻すという噂まである。

時間を遡る男ベンジャミン・バトンによる新MacBook Proレビュー

 


 

その後、

ジョブズ氏が見たら怒りそうなアップルの現状10選

「AirPods」

「Bluetoothヘッドホンの問題は、『iPod』を充電するだけでなく、ヘッドホンも充電しなければならないことだ。そんなことは誰もしたくない。それに音質の問題もあり、帯域の高さが足りない。音質はいつか改善されるとしても、ヘッドホンを充電するのは面倒だろう」(Steve Jobs氏)

使いにくくなった「iOS」

「シンプルにするのは、複雑にするより難しいこともある。努力して思考を研ぎ澄ませないと、シンプルにはできない。だが、そこに至ることができれば何だってできるのだから、目指す価値はある」(Steve Jobs氏)

焦点がぶれている

「的を絞るときに大切なのは、『ノー』と言うことだ」(Steve Jobs氏)

iPadの急激な失速

「われわれがやりたいのは、信じられないほど高性能なコンピュータを自由に持ち運べるブックに収め、20分もあれば使い方がわかるようにすることだ」(Steve Jobs氏)

古いテクノロジがあふれるApple Store

「世界最高の製品を作っていても、ゴミのような製品も大量にできてしまう。クズ製品は一掃しなければならない」(Steve Jobs氏)

何でもない問題に、ばかげた解決方法

「とても美しいケーキを焼いて、飾り付けに犬の糞を使うようなものだ」(Steve Jobs氏)

アダプタ、アダプタ、またアダプタ

「自分たちがやることを誇りに思うのと同じくらい、やらないことにも誇りを持っている」(Steve Jobs氏)

「Siri」がまだ賢くならない

「大切なのは細部だ。細部がきちんとするまで、待つ価値はある」(Steve Jobs氏)

イノベーションを忘れ、他社(とりわけサムスン)に追随

「他人の意見という雑音に、自分の内なる声をかき消されるな」(Steve Jobs氏)

次の主力製品が一向に出てこない

「それから、もうひとつ」(Steve Jobs氏)

ジョブズ氏が見たら怒りそうなアップルの現状10選_CNET Japan

やっぱり、

Apple の未来

20150510_02-2017-04-6-04-41.jpg

ある意味、巨大化した Apple は分社化するしか生き残る道はないかもしれません。

このままでは IBM や Microsoft の辿った道を歩む様な気がします。(最近の Microsoft の良い意味でのアグレッシブな動向はかっての Apple のようで気になり始めています。)

「ティム・クックの Apple」のあくまで大衆に迎合し、小手先の技術と表面上のスタイルを追い求める iPhone 系と、かっての「ジョブスの Apple」 のように革新的な未来のコンピュータのあり方を追求し続ける Mac 系とに分社してほしいものです。

本日の一曲


確かにシンプルにするのは複雑にするより難しいことで、そこには特別な才能も必要です。

Apple の出発点はいったいどこに。


DAVID GILMOUR – WHERE WE START – LIVE IN GDANSK

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中