新しい風物詩_桜とすずめ

家の近くを流れる小さな川沿いの桜は、植えられた種類がバラバラで冬でも咲くものもあったりして、足並みが揃わないのが残念な並木道。


Himekami (姫神)- Pilgrimage to flower and birds (花鳥巡礼)

しかし、いつも開花宣言の出される1週間程度前には咲き出す桜も多く、多分このあたりでは一番はやく春の訪れを感じられるのがちょっとした自慢。

さても春ごとに咲くとて、桜をよろしう思ふ人やはある。

枕草子第39段_清少納言

毎年のことでも飽きることなく、さて今年の桜はどんなだろうと、あいかわらず不揃いながら満開の桜並木を散歩の途中にふと目に留まった

風もないのに花散る桜の木。

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近寄ってみると、花びらが散るのではなくて花ごとポタポタ落ちてきます。

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不思議なことと、見上げると、花に隠れて動く小さな影。

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痩せてちいさな雀が、花の付け根から落としているようで、どうやら花の蜜を味わっているみたい。

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桜の樹下にあるつつじの垣根に落とされた花は、まるでひと足早く白いつつじの花が咲いたようです。

すずめの花つつじ

この景色を「すずめの花つつじ」なんて名付けるのも風流かなと考えながら、でも雀が蜜を吸うなんてあまり記憶にありません。

スズメがサクラの蜜を吸う行動は、1980年代半ばに東京の写真家が気づき、野鳥愛好家の間で話題になった。その後、全国各地から報告が相次ぎ、戦前から見られる行動だということが分かった。ただ、発見例は少なく、時々観察される程度だった。

サクラには、メジロやヒヨドリなども集まり、花の中にくちばしを深く入れて蜜を吸う。しかし、くちばしが太く短いスズメは同じように吸えないため、がく側から吸い取ろうと、花ごと食いちぎる。

各地で空き地が減って、この時期のえさがさらに減り、サクラの蜜を吸う行動が徐々に広がってきていた。野鳥などに時々見られることだが、こうした知恵のあるスズメが増えて、食べ方が伝わった結果、ここ数年で急激に広がったのではないかと考えられている。

朝日新聞 2010/04/12

なるほど、

すずめのこの行動、夕方のTVニュースでも取り上げられたようで、どうやらすずめ界でもニュージェネレーションが育っているようです。

春の訪れを告げる新しい風物詩の発見でした。

そのうち季語にもなるかも。


すずめの昼寝のジャマをするインコ


本日の一曲

そういえばこんな曲もありました。
もうすぐ、山国にも春が訪れるのですね。


木曽は山の中 / 葛城ユキ(1974年)

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