アニメの風景_『あたしンち』_青春モノ

キャッチライトが入らない目の時代。それは普通目線。

現役高校生の「わたしの一日」

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みかんの高校生活はほんとうに楽しそうです。まわりには嫌なヤツの姿がありません。

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80年代初頭、とある高校でのスナップショット

ところがアニメと違って生身の人間、それもホルモンバランスの変化で精神的に不安定な時期で、視野も狭く、まだまだまわりの人々の些細なことが気になる年頃が集まる高校生時代。そしてその狭い範囲の人間関係から起きるさまざまな葛藤。

現実にはいろんなことがあります。

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70年代初頭、とある高校でのスナップショット

実際のところはどうなのでしょう。

【理想】

仲の良い友達と一緒に登校

学校につき、クラスメイトに明るくおはよー♪

授業だるいよねー(笑)あ、隣の○○君ちょーイケメンじゃない?などの雑談

昼休み、食堂でガールズトーク

学校終了し、下校途中にファミレスでパフェを食べながら雑談。

クラスの男子と待ち合わせして、カラオケ♪

【現実】

友達がいない私はもちろん1人で登校

バスに揺られながら、今日一日のことを考えながら、めまいがする。

登校し、だまって自分の席へ

昼休み。寝たふり(寝たふりからの起き上がる演技が上手くなる)

ぐったりしながら家へ直行。歩くのがやたら早い。

ガールズちゃんねる

これが現実の姿なのかも。あまり昔と変わっていない印象。

最近のアニメには学園モノが異常に多い印象ですが、手軽に手に入る情報の氾濫で悩むことが増えて、理想と現実のギャップが昔よりも大きいのかもしれません。

70年代あたりのそういう傾向は、当時まだ左翼/学生運動の余熱が高かった、ってのが確実にあるよね。

描き手作り手の方もそういう人たちが多かったし(左翼系)、世の中の雰囲気として権威をひっくり返すアナーキーさを求めるってのもあった(ハレンチ永井系)。

これが80年代になると、今度は思想性よりも管理教育に対する反発がよりナマな形で吹き出るようになる。

つまりメインが大学生より下の高校中学へと下がっていく。校内暴力なんてのが出てきたのもこのころ。

で、学校=システムに対する遠心力が2方向に分かれていく。ヤンキー方向(=反発)とオタク方向(=逃走)という。バブル経済はそういう二つの方向を包括できちゃうくらいの余裕があったし。

そして90年代になると、もうシステム否定自体がアホ臭くてかったるくなっちゃったんだろうね。

システム側も少なくともガワは妙に物分かり良くなっちゃったし、上手い統治法使うようになったし。

もう、どうせ変わんねーんだから、そん中で上手く立ち回った方が結局得だし、その方法が知りたい。せめて理想の成功例を眺めてみたい。

……みたいな感じなんかなあ。素人概括すると。

中国オタク「なんで日本の作品はファンタジー世界まで行って学園モノをやるんだ!?」


70年代の青春モノ
キャッチコピーは「女と男のユーモア学園」


『俺は男だ!』(1971)友達よ泣くんじゃない 森田健作

先生が男子生徒を引っ張っていく学園ドラマのワンパターンなスタイルに違和感を持っていたとき、主役がスーパーマン教師から男女の生徒に代わった学園ドラマの登場。やっと現実の時代感覚(男女均等意識)にマッチしたドラマに出合えたと熱中しました。

「おいっ!吉川君っ!君はだなぁぁぁ」

そして「小林くん」と同じぐらい女子生徒のリーダー「吉川君っ」も大人気。実際、高校生ぐらいまでは女性の現実感覚の成長が速いので、このほうがリアル。

くん付け

特徴的なのはこの頃から男子生徒を「君付け」で呼ぶ女生徒が増えたこと。

「くん付け」は司馬遼太郎『燃えよ剣』で幕末(新撰組の頃)に一般化したようで、同志意識を共有する間柄での呼称でした。これも共学による男女均等意識が一般化した結果だったのでしょうか。さらに時代が進み、現在では女性の心理的表現のひとつにもなったようです。

君付けで呼ぶ女性心理

でも、やっぱり実際の高校には『俺は男だ!』の世界はありませんでした。


リアルみかんは「ギャル」第一世代


The Temptations – My Girl(1965年)

現在でも「ギャル」の中心は女子高生なのでしょうか。

ギャルとは米国スラング「gal」からきたカタカナ語で「girl(ガール)」とほぼ同意。

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米国で1972年にジーンズメーカーのWrangler(ラングラー)が女性用ジーンズを「GALS」というネーミングしたのが始まりで、日本では1979年に若者の間で流行し、80年代に一般に広まりました。

つまり、リアルみかん(1980年代初頭)は「ギャル」の第一世代。

90年代に入り死語扱いされるものの、1997年に『コギャル』など『○ギャル』という言葉が流行して「原作みかん」の頃に復活しています。

ちなみに英語圏のホワイトカラーの間では、「my gal」を秘書やアシスタント、「my girl」をガールフレンドや娘と使い分けられているようです。

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本日の一曲

アメリカの高校にも日本のような制服のところがあるのかも。


Britney Spears – …Baby One More Time Baby One More Time(1998)

→ アニメの風景_『あたしンち』

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「アニメの風景_『あたしンち』_青春モノ」への2件のフィードバック

  1. 師匠(笑)青春物のドラマに憧れた世代ですが・・・団塊の世代と現代高校生の宙ぶらりんの世代に生きた私達は「多種多様に広がって行ったオタク世代」だったのかも知れません。

    学生時代の理想と現実という事に関しては、どちらかと言うと男子中学生より女子中学生のグループが結束力が強かった様に思います(高校時代は男子校だったので、青臭い世代を過ごしていた様に思います・・・汗)そう考えるとやはり「男性よりも女性の方が社会的」だったのかも知れませんね・・・言葉が悪いかもしれませんが「大阪のおばちゃん予備軍」みたいな強さがありました(笑)

    ・・・話が変わりますが、そろそろ引っ越しのため一時期ネット環境が途絶えます・・・再開が2〜3ヶ月後になると思います(ブログの更新はガラケーで出来るのですが、リコメが出来ないのでコメント欄を封鎖しています)ネット環境が整い次第また顔を出したいと思いますので宜しくお願いします。

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