日本で最も退屈な都市_名古屋

以前、青森のいとこが名古屋を訪れた時、父親から「名古屋を案内してやれ。」と言われて初めて気づいたことがありました。

いったいどこへ案内すればいいのかと。

それ以来、改めて名古屋の名所といわれる場所を訪れるようにしているのですが、そんなに悪くはないとは思いつつ「この良さを分かってもらうには時間が必要。」といった印象のところが多いのです。

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しばらく住んでみてやっとその微妙な味わいが感じられるくらい、名古屋というところは日常的で印象が薄いのです。たぶん2~3日の観光でもその魅力を感じるのは難しいかもしれません。

誰かが訪ねてきて観光したいと言っても、どこに案内していいのか悩んでしまうわけです。その結果、素早く簡単に特徴が分かる地元料理を味わってもらうことになります。

寄るところが無ければただの「風の通り道」

では、旅行中の他府県あるいは海外の方が名古屋に寄って「よかったよ。」と家族に話してもらえる場所は一体どこなのでしょうか。

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やっぱり「名古屋城」でしょうか。

でも今の名古屋城って「鉄筋コンクリートで復元されたものなので、お恥ずかしい。」というのが正直な感想。

再建当時の最新技術を使用した立派なお城という意見もありますが、陳腐化もはやい流行の建築工法で作られた歴史的建物はあまり自慢できません。

いまのところ思い浮かぶのは、

本丸御殿という「新しいいにしえ」。
そして、ぜひ天守閣も。

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お薦めは復元されつつある「本丸御殿」の方。(現在のところ玄関・表書院・対面所が公開中。平成30年度に上洛殿を含めた全体公開予定。)

名古屋城本丸御殿

たとえ新築でも、江戸時代の文献や残されている多くの写真、実測図によって忠実に蘇らせているので、まるで江戸時代にタイムスリップしたかのように建築当時の雰囲気を実体験できるのはめったにない機会。

また、名古屋城の天守閣を現在の鉄筋コンクリート製から本来の木造に復元する動きもあります。

こちらも実現すれば本丸御殿と同様、必見の価値あるものになるでしょう。(経済効果のある欧米のリッチな観光客にも満足していただける歴史的建造物としても。)

「開運シティ名古屋」というキャッチフレーズ

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2016年8月9日に抽せんが行われた『サマージャンボ宝くじ』で、名古屋駅前にある『名駅前チャンスセンター』と『名鉄観光名駅地下支店』の2つの売り場から、1等・前後賞合わせて7億円が3本、計21億円が飛び出した。

さらに、名古屋城の象徴ともいえる金のシャチホコの純金製の実物大レプリカを展示して、観客が触ることができるようすれば、ゴールドパワーによる「開運シティ名古屋」の象徴として新しい名物になるかもしれません。

ぜひ欲しい最新ビジュアル技術で「信長・秀吉ミュージアム」

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那古野城、正徳寺の会見、桶狭間の戦い、清須会議、清須越え など尾張国が日本史の中心として最も燦然と輝いた時代のトピックを最新リアリティ技術で描き出す。

(この最新技術というものはすぐにつまらなくなりますので、その場凌ぎの業者の口車に乗らず、常に見直し進化させることが必要。これも産業都市名古屋としての立派な観光資源。)

徳川宗春

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あるいは、絢爛で退廃的だった徳川宗春時代の尾張藩の風景なんてのも。

これを『へうげもの』のようなアニメにして、聖地巡礼の地に。

ついでに名古屋城とは関係ありませんが、

源頼朝

意外と知られていないのが、熱田神宮西側にあった神宮大宮司別邸(誓願寺)で生まれた源頼朝。名古屋出身の彼もまた鎌倉幕府開府という日本の歴史上に名を残す偉業を成しています。

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平治の乱で敗走する源頼朝

頼朝と義経、吉良と浅野など判官びいきの庶民の娯楽のため悪人とされるこの地方出身の人々も再評価して、英傑に叙するのも一興かと。

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なんて考えていた矢先、

調査結果騒動

7月6日に発表された「都市ブランド・イメージ調査」の結果が話題になって各メディアでちょっとした騒動となりました。

名古屋市が東京・大阪など全国の 8都市に住む男女に対して「都市の魅力」に関するアンケートを行ったところ、なんと名古屋が圧倒的なスコアで最下位をマークしたという内容です。(日本の全都市が対象ではありません。)
 

Q 現在お住まいの都市に買い物・遊びなどで訪れることを友人・知人に薦めたいですか。

 最下位 名古屋 12.2 ポイント

Q 次の各都市について、買い物や遊びに行きたいと思いますか。

 最下位 名古屋 1.4 ポイント

Q 現在お住まいの都市を含む8都市の中で最も魅力的に感じる都市、最も魅力に欠けると感じる都市をそれぞれ一つ選んでください。

 魅力的に感じる
 最下位 名古屋 3.0 ポイント

 魅力に欠ける
 最上位 名古屋 30.1 ポイント

都市ブランド・イメージ調査結果 – 名古屋市

さっそく翌日の朝刊に「ナゴヤは、住民が知人にオススメできず、他都市からの訪問意向は最低。」なんてタイトルが踊りました。

他都市の住民だけでなく、お膝元の市民自身にも「魅力がない」ということが解ったわけで、これを受けた煽りタイトルが大好きな週刊誌ではさらにエスカレートして、

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08/08(月)「発売週刊ポスト2016年8月19・26日号」
「名古屋は嫌いだ!」

09/05(月)発売「週刊プレイボーイ 2016年9月19日号」
「名古屋が今、空前の大ピンチ!」

と「名古屋ぎらい」とまで進化してしまいました。たぶん昨年からの『京都ぎらい』という異色のベストセラーを意識しての思いつきでしょうけれど。

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「京都では、東京出張をいまだに“東下り”と呼んで見下し、同じ京都在住でも洛中(京都の市街地の中でも特に中心地区)は洛外を差別する。このいやらしさは京都独自のもの。名古屋は市のシンボル・鯱のマークがあふれ、陸上自衛隊の装甲車にも日の丸の代わりに鯱が入っていて実に郷土愛が豊かな都市です」

歴史的に見ても、名古屋は嫌われるどころか好かれていたと井上氏は指摘する。

「とくに明治・大正期に名古屋は“美人の産地”として有名でした。東京・新橋の花街では尾張言葉が共通語で、“ウチには名古屋の女が〇人いる”とアピールし、競い合って名古屋嬢をリクルートした。地方出身の遊女が名古屋出身と偽ると“名古屋偽装”とけなされたほどです。最近は“3大ブス”と馬鹿にしますが、かつて名古屋の女性はこよなく愛されていた」

それでも、「名古屋ぎらい」が盛んなのは、人間の“本性”によるものだという。

「人間には他者を見下して偉ぶりたいというドス黒い気持ちがあります。これが外に向かって悪い方向へ行きすぎるとヘイトスピーチにつながりますが、名古屋を標的にしてからかっても差別問題には発展しない。名古屋の人には気の毒ですが、今後も日本人が差別主義者にならないための“安全弁”になってほしい」

週刊ポスト2016年8月19・26日号

名古屋という街の存在感が希薄であるということは、名古屋への批判もまた「のれんに腕押し」的に空虚なもの。そこをうまく利用されたのかもしれません。

たぶん、過去をあまり知らない若い記者が、今更な内容の記事をいかにもスクープ的に扱ったのでしょう。それだけこの夏は、ニュースとなる話題が少なかった平和な季節だったということですね。

実際のところ、この調査結果について名古屋市民も納得なのではないでしょうか。なにせ市民自体がどこに案内していいか悩むのですから。

しかも、多分気にすらしてないでしょう。確かにアンケートの結果どおりで、このテーマについては昔から語られていて慣れっこですし、自分たちが生活するには十分魅力的なところなのですから。

イメージギャップ

都市ブランド・イメージ調査のうち、「名古屋のイメージとして連想できること・できないこと」という設問に対する結果が気になります。過半数が「そう思う」と答えた項目を並べてみました。

全体の回答結果

特色ある食べ物が多い 66.0
結婚式が豪華・派手 59.2
地理的に日本各地への移動が便利 50.4

名古屋市民の回答結果

夏が蒸し暑い 88.8
地理的に日本各地への移動が便利 80.4
特色ある食べ物が多い 78.5
三英傑ゆかりの地 74.4
ものづくりの技術水準が高い 73.0
道路が広くて整備されている 70.6
水道水がおいしい 59.3
経済活動が活発 50.7
堅実で保守的な市民気質 50.0

「ギャップ」といっても内容の違いだけでなく、名古屋市民の方が回答された項目数が多いということに特徴があります。この意味するところが名古屋らしさなのでしょう。

さらにこの話題には外国人まで参戦して、

海外波及騒動

日本で最も退屈な都市、名古屋

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海外掲示板でも「日本で最も退屈な都市、名古屋」というスレッドに多くのコメントが寄せられ、どうやら多くの外国人が名古屋の魅力を認めつつも、「退屈」という点には同意しているようです。

名古屋に30年住んでたけど、たしかにとても面白い都市とは言えないね。 でも名古屋にも良いところはある。料理は美味しいし、生活費も安くすむし、交通も便利。

まあ、観光で行くところではないが、外国人が子供と住むには良い都市だと思うよ。 それに加えて岐阜の山々やビーチや他の都市にも簡単にアクセスできる。

日本で最も退屈な街は名古屋? 外国人の反応は…

特に目立つのが「住むには良いが、観光には向いていない」という意見。

やはり、外国の方も同じ感想をもっているようです。

バーミンガムはイギリスの名古屋?

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レディットのスレッドで気になったコメントがあります。

バーミンガムもイギリスで同じことを書かれているよ。

バーミンガムはイギリスにおける名古屋みたいな都市がなのでしょうか。
(あの有名なロンドンにあるバッキンガム宮殿ではありませんよ。念のため。)

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イギリス人に「バーミンガムで大学院に行ってた」というと、バーミンガム出身の人を除く大抵の人が「なんでまた、わざわざバーミンガム行ったの?」とか(鼻で笑われて)「へー、バーミンガム?」みたいな反応だったり。

バーミンガムに誰かが訪ねてきて観光したいって言ったら、どこに案内していいか悩むところではあるけど。

イギリスで一番ダサい方言?

なるほど、なんとなく名古屋と似ているようです。しかし大きく違うのは世界的に知名度の高いバンドを多く輩出していること。

バーミンガム出身のバンドとしてムーディー・ブルース、エレクトリック・ライト・オーケストラ、ジューダス・プリースト、ブラック・サバス、デュラン・デュランなど。また、レッド・ツェッペリンのロバート・プラントとジョン・ボーナムは、バンド・オブ・ジョイというバンドに所属していた頃はバーミンガムを本拠としていました。(Wikipediaより)


Moody Blues – Nights in White Satin

そういえば名古屋にもワールドワイドとはいえませんがありました。


センチメンタル・シティ・ロマンス

1973年名古屋にて結成された日本最古のロックバンド

名古屋のイメージの歴史

『大菩薩峠』年魚市の巻、畜生谷の巻

桜田へ 鶴鳴き渡る 年魚市潟 潮干にけらし 鶴鳴き渡る
(万葉集 巻三 271)

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名古屋の評価については、遡ること90年近く前の中里介山の『大菩薩峠』にも顔をのぞかせています。

「年魚市の巻」1928年(昭和 3年)~

それは、東海道でも尾張の国は、中枢の国であって、この国を除のけて東海道は意味をなさないのに――東海道、東海道と、いっぱし海道をまたにかけたつもりの旅行者が、大部分は、この尾張の国の中心たる名古屋の地を通過していないこと。

ことに道庵の日頃尊敬しておかざるところの先輩、弥次郎兵衛氏、喜多八氏の如きすら、図に乗って日本国の道中はわがもの顔に振舞いながら、金の鯱しゃちほこがある尾張名古屋の土を踏んでいないなんぞは膝栗毛ひざくりげもすさまじいや

「畜生谷の巻」1931~(昭和 6年)~

おめえ、近頃は英雄なんていうやつが、この界隈から薬にしたくも出なくなったんだ。地形は昔に変らないんだよ、山川開けて気象とみに雄大なるこの濃尾の天地は、信長や、秀吉のうまれた時と大して変らねえのに、人間というやつが腑抜けになって、英雄豪傑の種切れだ。

継友が夭死わかじにして、宗春の時になると、吉宗の勤倹政治に反抗するために、あらゆる華奢惰弱の風を奨励した時から、いよいよ精分が抜けてしまった。もう、そうなっては、英雄なんぞは出ろといったって、こんなところへ出て来やしねえ。出て来るものは、女郎屋と、酒場と、踊りと、お祭礼まつりと、夜遊びと、乱痴気だけのものだ。

まあそれでも、本家の徳川にまだ脈があったから、尾張だけが腑抜けになっても、亡びはしなかったがね――もうそれからは、ぬけ殻のようなものさ

昭和初期には名古屋には人物がないということは定評だったようです。あるいは介山がひも解いた幕末の資料には、すでにそんな評価に落ち着いていたのかもしれません。

南 利明

過去に名古屋の話題を扱って人気となった芸人がいました。

1962年から放送開始された『てなもんや三度笠』で、南利明が軽妙な名古屋弁を喋る鼠小僧役でレギュラー出演し、人気を獲得しました。これが名古屋弁が全国的に認知された最初でしょうか。


「てなもんや三度笠」昭和の喜劇人①

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続く1969年のオリエンタルの「スナックカレー」のCM中での名古屋弁のフレーズ「ハヤシもあるでョ~」は大ヒット。


懐かしいCM 南利明 オリエンタルスナックカレー ~ハヤシもあるでよ~

白い街

1967年には当時人気絶頂の石原裕次郎が『霧よ今夜も有難う』に続いて名古屋を歌った『白い街』を出ているのですが、残念ながらコケてしまい、名古屋をテーマとしたご当地ソングはヒットしないというジンクスの箔を付けることになってしまいました。


白い街 石原裕次郎

ALDH2低活性型と外食文化
 

愛知県はALDH2低活性型つまり「お酒が弱い人」が多く、酒類合計の1人当たりの消費量も全国平均の82.2Lにたいして、愛知 73.3L で34位です。(ちなみに三重県は66.2Lで43位、岐阜県は64.6Lで44位)対して外食費は全国で5番目。

昭和歌謡や演歌には、ほろ酔い気分の男女の心情を歌ったものが多いのですが、食事中心で店じまいも早く、夜の余韻に欠ける名古屋には似合いません。ただ同じ条件でも岐阜市は『柳ケ瀬ブルース』という演歌が有名です。

どうやら、特徴のない大きな街並に囲まれた酒場には演歌は似合わないようです。

エビフリャーってなに?

1980年代頃には、今度はタモリが名古屋をネタに取り上げました。タモリのトークはつまらなく、どこが面白いのか今でもよく解りません。ただ、名古屋弁で「エビフライ」のことを「エビフリャー」とは言わないことは確か。

『名古屋嫁入り物語』

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1989年名古屋の結婚式の風習を題材とした『名古屋嫁入り物語』が植木等主演で放映され話題を呼びます。

CM黄金時代

ウォッチマンやアサヒドーカメラのCMを懐かしく思うのは自分だけなのでしょうか。

覚えていますか、あの素晴らしいCM_クリスマス・エクスプレス。

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バブル絶頂期の頃、名古屋駅のイメージが最高だったときもありました。

このCMが放映されると、日本において「恋人同士でクリスマスを過ごす」という新たな文化が生まれるなどの社会現象を巻き起こし、このときだけは名古屋もまんざら捨てたものではないなと嬉しく思ったものです。


JR東海 シンデレラエクスプレス

ただ、それから後が続きませんでした。

リニア中央新幹線が開通した時、再びこんな素敵なCMが全国に流れ、名古屋のイメージアップになるといいなと夢見る日々。

そして、日本一ドラマチックなクリスマスを過ごせる街で有名になるのも、なにか温かくて夢があります。

イメージアップに名古屋市は予算をケチらず、素人の職員ではなく旬の一流プロの手で。

そして現在。

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ただ現在、昭和40年代から50年代にかけて流行り出した比較的新しい「名古屋めし」というB級グルメだけが強調されて、その他の名古屋らしさが次第に失われつつあるような気がします。

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平成に入り『モノ、仕事、風景』3つの均質化で特徴のない時代となり、ディープな昭和レトロ文化の消え去るスピードが加速することで、ますます名古屋の存在感が希薄になりつつあるのは気になるところです。

住むには良いが、観光には向いていない理由。

名古屋の上手な住み方

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自分も生まれも育ちも名古屋なのですが、県外出身の親から受け継いでいる遺伝子に違いがあるのでしょう、現在でもときどき根っからの土地っ子との会話では微妙な違いを感じることがあります。

とくにこの地方は生活が割と豊かで、揺りかごから墓場まで同じ土地で人生が完結することが多く、世代を重ねて住み続けている人々も多いのが特徴です。

よく堅実で保守的な市民気質といわれますが、独特な価値観に基づいた合理性に比較的安定した生活環境と流動性のない人間関係が育む妙な自信と排他性が混じり合って、県外からの人々にカルチャーショックを与えることがあります。

(この土地柄のせいで国内でも Windows のシェアが異様に高く、Apple 製品を手に入れたり保守したりするのに苦労した時期が長く続いたことは忘れられない想い出のひとつ。)

ところが、自分は県外出身者の多い地域に住むことが多かったせいか、日常的に名古屋弁を耳にする機会も名古屋独特の作法に触れることもあまりありませんでした。

つまりこの文化摩擦は、東京の多摩地区のように県外出身者が土地っ子より多く住む地域を慎重に選べば避けることができるような気がします。

こういった地域を選択することで文化摩擦を避けつつ、名古屋の立地や物価、環境の利点をうまく利用した生活をおくることができれば「住むにはいいところ」という評判を実感することができます。

ちょっと郊外へ_名古屋人の距離感。

都市ブランド・イメージ調査で「市民が最も魅力的に感じる都市」という項目では名古屋市民だけが、名古屋以外の都市を回答。

もうひとつ、名古屋で連想される項目のうち、「地理的に日本各地への移動が便利」という項目は8都市のうちで一番評価が高いのです。

確かに移動は便利です。それも単に移動が便利ということだけでなく、有名な観光地へのアクセスが圧倒的にいいのが特徴で、手軽な物見遊山には事欠きません。

名古屋を中心に見回してみると、

「飛騨高山」
「伊勢・鳥羽・志摩・伊賀」
「浜名湖」「富士山」
「伊良湖」
「琵琶湖・比叡山・彦根」
「京都・奈良・大阪」
「若狭・敦賀」

などの有名な観光地がいっぱい。

東は富士山、南は伊勢神宮、西は京都、北は飛騨高山・北陸が車での日帰り圏内で、ちょっと郊外に遊びに行く感覚。この距離感は名古屋人独特なので他の都市の人には伝わりにくいのです。

ですから

名古屋市民の感覚からすれば、なんと京都までもが名古屋の観光地のひとつなのです。市内の観光地に執着しないのはこのためかもしれません。

そういえば、信長も秀吉もひょいと京都まで、と気軽に足を伸ばしていましたっけ。

昇龍道

この便利さを最近ビジュアルにわかりやすく表現したのが「昇龍道」というプロジェクト。

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昇龍道

ドーナッツの穴への思い遣り

ただ、せっかく名古屋の地を訪れる旅人への思いやりも欲しいもの。

単に観光でお金が落ちる必要がないからなんて、東海道中膝栗毛でも寄ってもらえない城下町で自分たちだけ満足しているのは少々寂しい気がします。

本日の一曲。


榮倉奈々出演、山下達郎「クリスマス・イブ」特別映画版PV

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