25歳になった千尋_夢見る温泉旅館「油屋」

最近、ニュースサイトで『千と千尋の神隠し』のタイトルを見かけることが増えました。2001年に公開されて観客動員数 2350万人、興行収入304億円の日本映画史上第1位の記録はまだまだ健在です。

公開から15年

公開からすでに15年が過ぎ、千尋は10歳から25歳に。父親の明夫は38歳から53歳、母親の悠子は35歳から50歳になっている計算です。バブル世代の申し子を両親を持ったひとり娘は今ごろどうしていることやら。

(意外に手堅く公務員、それも教師になって張り切っているかもしれません。)


神さま達

ジブリの立体建造物展

近くの美術館で「ジブリの立体建造物展」が開催されています。

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訪れてはみたいのですが、こんなツイッターをみてしまうと行く前から気が遠くなってしまいます。

湯屋「油屋」

この展示会の目玉は、高さが 3mにもなる「油屋」の模型。

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この湯屋「油屋」の建物は映画の公開当初から多くの人の関心を集め、そのモデル探しがおこなわれ、有名になったところがいくつかあります。

この関心の高さは一体どこから来るのでしょう。

昭和のワンダーランド_銭湯

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幼い頃に身近にあった、ランドマークの煙突と湯上がりの珈琲牛乳に象徴される銭湯。そこは子供にとって楽しい異次元の世界。

好きだった銭湯はけっこう広くて、脱衣所から風呂場を分ける磨りガラスの重たく大きな戸をガラガラと開けると「電気風呂」「薬草風呂」「サウナ」などいろいろな浴槽たちが迎えてくれました。

脱衣所で扇風機にあたりながら、ガラス越しに見える小さな中庭の植栽に子供ながらも日本の風情を感じたり、まだ小学校にプールのなかった昭和の子供たちには最高のワンダーランドでした。

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油屋のデザインは「色々な温泉が入っていて特定のモデルはない」とされるが、「江戸東京たてもの園の子宝湯」、「道後温泉本館」は参考になった場所であると公式に明言されている。

Wikipedia

ただ、このような声が全国から寄せられたことからわかるのは、「千と千尋の神隠し」の湯屋が、ちょっと昔の日本では珍しくなかった建物を「象徴的に再現」しているという事実です。こうした点も、「千と千尋の神隠し」で描かれた風景が多くの日本人の琴線に触れ、感動を与えた一因なのかもしれませんね。

ジブリ日誌 2003年1月09日

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子宝湯(江戸東京たてもの園)

「色々な温泉が入っていて特定のモデルはないけれど、道後温泉は確かに入っている」

宮崎監督お得意のノスタルジー溢れる印象的な温泉風景の断片の数々を再構築。日本人が最高に郷愁を感じる「湯屋」をつくりあげたわけです。

温泉旅館「油屋」

アニメは小さな画像を大きなスクリーンに拡大するので、実写映画のように実物大とかの模型をつくることはプロモーション用以外はあまりありません。

今回は 3mの模型ですので、次は実物大、しかもほんとうに入浴できる温泉施設の「油屋」を見てみたいもの。

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となりのトトロの「サツキとメイの家」のある「愛・地球博記念公園(モリコロパーク)」の近くに「猿投」という地域があり、「医学の湯」といわれる優れた効能を持つ天然ラドン温泉があります。

このあたりにジブリ公認の温泉施設として実物の「油屋」があればと夢見ることがあります。

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座敷でぐるりと囲われたなかでの入浴は大変勇気がいります。そこで温泉の天井部分は薄い膜で覆って、上からは入浴中の神様たちの姿、浴場側は、逆に見上げる吹き抜けの座敷の遊ぶ神様たちの姿をプロジェクションマッピング。

実際には建築基準法やら色々クリアするには問題が多そうですが、想像するだけでワクワクします。

ジブリ建物パーク

さらに他の建物も記念公園に建て、名鉄の舞木検査場に保存されている名鉄3400系電車(いもむし)を復活して愛知環状鉄道に走らせ、広域のジブリ建物パークみたいに発展すればと夢は膨らみます。

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ここにも「不思議の町」がありそうな。

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猿投から飯田街道(国道153号)を矢作川に沿って南下、平戸橋というところにある丘の上の住宅街が見える場所。

昔から(実際には道は右にカーブしていきますが)そのまま坂を登りきると、見通せないそ
の先に不思議な町がありそうな、いつもそんな気がする場所です。

ジブリパーク開設の発表

2017年6月1日 愛・地球博記念公園の敷地内に「ジブリパーク」設置が発表されました。

ジブリパークが愛知に!トトロの世界観を再現、2020年代初頭の完成目指す

「千と千尋の神隠し」や「となりのトトロ」などのアニメ映画で知られるスタジオジブリ(東京都小金井市)が、愛・地球博記念公園(愛知県長久手市)を「ジブリパーク」に生まれかわらせる。これはスタジオジブリと同県が協力し、宮崎駿による長編アニメーション「となりのトトロ」の世界観を再現したエリアを、約200haある同公園の敷地内に設置するというもの。

『となりのトトロ』だけではネーミングは「トトロパーク」のほうが似合うかも。

「ジブリパーク」と銘打つなら各作品をエリア別に配置して欲しいものです。特に『千と千尋の神隠し』は欠かせませんね。


本日の一本。

バブル世代の申し子である千尋の両親たちの青春物語。


映画『就職戦線異状なし』

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