三度目の夏の風景_鳴子ダイエー物語 10

蝉しぐれの主役がアブラゼミからツクツクボウシに移り、秋を感じさせる虫たちの音も混じるようになった晩夏の夕暮れ。変わりつつあった街の風景が、ようやく落ち着いたようです。


Azimuth – Vôo Sobre o Horizonte – 1977


あのダイエー鳴子店の閉店から二度の四季が過ぎ去り、三度目の夏を迎えた今年、相生山の風景は変わりました。

20160821_01-2016-08-21-11-17.jpg
2013年 7月31日に閉店した「ダイエー鳴子店」

 


「ザ・パークハウス 相生山」

20160821_02-2016-08-21-11-17.jpg20160821_03-2016-08-21-11-17.jpg20160821_04-2016-08-21-11-17.jpg20160821_05-2016-08-21-11-17.jpg
1____20160821_03-2016-08-21-11-17.jpg

跡地に計画された大規模マンション「ザ・パークハウス 相生山」は今年 1月にやっと完成。かってダイエー鳴子店が高層化しようとして諦めた地盤の強化にかなりの時間がかかったようです。

 


ガソリンスタンド

1____20160821_16-2016-08-21-11-17.jpg
dscn3114-e3838fe38299e383bce382b7e38299e383a7e383b32-2016-08-21-11-17.jpg

最後までフルサービスで便利だったガソリンスタンドも、今年に入ってコンビニに変身。向かいのローソンと張り合っていますが、カップ麺の品揃えはなんともならないものでしょうか。

 


戸笠公園側

20160821_10-2016-08-21-11-17.jpg
20160821_11-2016-08-21-11-17.jpg

戸笠公園に面した元ダイエー鳴子店の駐車場入口と搬入口、従業員入り口のあった道路。なんとなく薄暗くなった感じ。「あそこから出入りしてたんだなぁ。」とつい懐かしんでしまいました。

 


専門店側階段エントランス

20160821_18-2016-08-21-11-17.jpg
20160821_20-2016-08-21-11-17.jpg

20160821_21-2016-08-21-11-17.jpg
20160821_09-2016-08-21-11-17.jpg

涼やかな木立のプロムナードになることを祈ったレンガ造りの階段エントランス部分はコインパーキングに。これは余裕のなさをシンプルモダンと取り違えている平成デザインの時代ですから仕方がないですね。

 


アンモナイトの記憶

20160821_12-2016-08-21-11-17.jpg
20160821_14-2016-08-21-11-17.jpg
20160821_13-2016-08-21-11-17.jpg20160821_15-2016-08-21-11-17.jpg

アンモナイトの記憶_鳴子ダイエー物語 9」で紹介したダイエー鳴子店の化石はいまのところ無事に残されています。これが唯一、ダイエー鳴子店があった証です。

 


居酒屋

20160821_22-2016-08-21-11-17.jpg
20160822_01-2016-08-21-11-17.jpg

ガソリンスタンドだけでなく、戸笠公園の南側、東海通沿いにあった居酒屋も昨年の7月に突然閉店して、ここもコインパーキングに。つまみのキャベツが固かったことを除けばよく通いました。


 

1____20160821_02-2016-08-21-11-17.jpg

ゆったりと時が進んでいると感じていた時代も、変化した風景にふと気がついて振り返ってみれば、その過ぎ去る速さに驚かされます。

20160822_02-2016-08-21-11-17.jpg

行き交う人もめっきり減ったこの街を、過去を知る人々は昔の賑わいを懐かしみ、新しく住民となった人々はこれを自分たちの街として、遠い未来に再びやってくる変容までの間、この風景を見続けることでしょう。

“三度目の夏の風景_鳴子ダイエー物語 10” への 6 件のフィードバック

  1. 最後から2枚目の写真ってどこですか??
    もしかして、埋め立てられちゃったんですかね〜??

    1. 1969年頃のほら貝池の風景です。
      まだ戸笠小学校が造成途中(画面中央右)の頃です。
      この頃の戸笠池はため池でウシガエルの鳴き声でうるさかったのが記憶にあります。現在は綺麗に整備されて公園となっています。
      そういえば今年、ほら貝池を花見に散歩していたところ「この池で警察官が死んだのよ。」という話し声が聞こえてきました。
      確かに街灯のない当時、土手を走っていたパトカーが間違って池に落ちて警察官が死亡しています。このことを知っている人はほとんどいないはずなのでかなり昔からこの近辺に住んでいる人が健在で、昔のこの辺を知っているのが自分だけではなかったのだとうれしい気持ちになりました。

  2. 写真の池は螺貝池ではないでしょうか?事故があった事を記す杭のような木製の白い碑があったのを記憶しています。

    1. ご指摘ありがとうございます。確かに写真の池はほら貝池でした。
      戸笠小学校が近くにあるからでしょう、昔からほら貝池と戸笠池を間違えてしまう癖があるのです。
      戸笠小学校は1971年(昭和46)10月1日に開校なので、1970年頃の風景となります。
      訂正しておきました。

  3. 私は現在関東に住んでおりますが、子供の頃、緑区桃山に住んでおりました。
    よく行ったダイエー鳴子店、懐かしい想い出が一杯です。
    もう解体されて無いのですね。残念です。
    SUDAREさんほど厚い想い出ではありませんが、それなりに思い入れのある店だったので書きたいこととかたくさんあります。
    私の記憶をたどると既にショッパーズプラザではなく、ダイエーでした。
    笑い話ですが、床が傷や野菜の擦れた年季の入った床、天井には穴をふさいだシールがたくさん(笑)。
    屋上駐車場に突如現る謎のシャッターで閉められた入り口らしいもの。
    キャッツアイの曲を聴いたのもダイエーでした。
    家電コーナーではパソコンが売っており、憧れのGPSナビゲーションテレビも置いてあっていじって遊んでいました。
    お好み焼き屋さんの良い匂い。
    得体の知れないドムドムバーガー(笑)

    まさか今になってダイエー鳴子店の話を書いているサイトがあってびっくりして書き込ませていただきました。

    整理して自分の日記にでも書こうかと思っています。

    突然の書き込みで大変失礼いたしました。

    1. 偶然、ちょうど閉店の日の写真を整理していて、いろいろ考えていたところです。

      このシリーズは、学生時代、新婚時代、妻のパート時代といつも身近にあったダイエー鳴子店でしたので、その閉店を機にいろいろ思い出すことがあり、忘備録的に書き綴ったものです。

      – 屋上駐車場に突如現る謎のシャッターで閉められた入り口らしいもの。

      この「入り口らしいもの」は当初はほんとうに入り口で、そこから店内に降りる緩やかで広いスロープ階段があり、降りた右側は専門店街、左側はダイエーの売り場となっていました。後年、売り場面積の拡張のために撤去されてしまい、入り口はシャッターで閉められてしまいました。

      このスロープ階段は開店当初のダイエー鳴子店のシンボル的な存在で、途中の踊り場の円窓からは外光が差し込んでいて、楽しい買い物へのワクワク感を演出していました。またゲーム機が置かれていたりして子供たちにも夢の世界への出入り口に感じられたことでしょう。

      – 家電コーナーではパソコンが売っており、

      ダイエー鳴子店に Mac が置かれていた時期がありました。たぶんパフォーマシリーズの頃だったと思いますが、時代は変わるものとびっくりした記憶があります。

      まだまだ記憶のどこかに想い出があるはずです。もし思い出すことがあれば、また書き綴るかもしれません。

sudarenoheya にコメントする コメントをキャンセル

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google フォト

Google アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中