1984年_それはパープルで染まった時代

1984年といえば1月24日に初代Macintoshの発売。そしてプリンス・アンド・ザ・レヴォリューションの『パープル・レイン(Purple Rain)』が大ヒットした年でもありました。

2016年 4月21日 プリンス死去。

プリンスとマイケル・ジャクソン。

ふたりとも1958年生まれの MTV によってスターダムに躍り出たミュージシャンでした。でも、自分より後で生まれたのに、すでにふたりともこの世にいないなんて人生って不思議なものです。

Sony Music TV

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歴史に残る VHSとベータの「ビデオ戦争」の最中、有名な「ベータマックスはなくなるの?」の新聞広告が掲載されたり、音質面での改善を図るための「Beta hi-fi」や hi-fi 化の影響による解像度低下を補う「Hi-Bandベータ」規格が導入されつつあった頃の1983年に始まった「Sony Music TV」。


SONY MUSIC TV CF 1991

ちょうどこの頃の MTV で大活躍していたのがプリンスやマイケル・ジャクソン。

どちらかといえば、マイケルのエンターテインメントよりもアルバム「1999」の『Automatic』以来、プリンスの音の時代性が好きだったのですが、スタイルやダンス、ルックスでマイケルにちょっと負けていた様で、日本ではプリンス人気がはいまいちだったような記憶です。

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紫の時代

紫の煙

「パープル」といえば1967年のジミ・ヘンドリックスの『紫のけむり(Purple Haze)』が思い出されます。

The Jimi Hendrix Experience – Purple Haze (Music Video)

そして、ディープ・パープル(Deep Purple)。

紫の雨

ところが、時代が変わって1984年にヒットしたのが『パープル・レイン(Purple Rain)』(1984年)


RIP Purple Rain Prince AVI (Tributte)

この曲を聴いていて、急に1982年公開の『ブレードランナー(Blade Runner)』の雨の中のシーンが、紫色に染まって脳裏に浮かび、何だか分かりませんが新鮮な感触を感じたのを覚えています。

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続く1986年公開のスティーヴン・スピルバーグの映画『The Color Purple(カラー・パープル)』


Trailer – The Color Purple

プリンスの『パープル・レイン』は小説カラーパープル『The Color Purple』(1982年)に触発されたのかもしれません。どちらにしてもこの年代は紫で染まり、その紫のもつ意味の変化と共に時代も変化したような気がします。

紫の御代(みよ)

現在のパープルは『パープル・レイン Purple Reign』(2016年)こちらは「紫色の御代」

これもなかなかいい雰囲気。


Future – Purple Reign

どうも紫のタイトルを持つ曲はその時代の気分を表しているのかもしれません。

マイケル・ピータース

プリンスとライバル視されるマイケル・ジャクソンでしたが、この頃のマイケルの曲で一番気に入っていた曲は『 Beat It 』(1984年)。


Michael Jackson – Beat It

なかでも一番カッコよかったのは、マイケル自身ではなくて、隣で踊っていたあの白いジャケット姿のダンサー、マイケル・ピータース。マイケルのダンスよりも際立っていて、本当の主役の様な気がしたものです。

彼はマイケルの振付師として有名ですが、当時一世を風靡していたライオネル・リッチーのビデオにも出演しています。あのサングラスの下はこんな顔だったなんて、信じられますか?


Lionel Richie – Hello(1983年)

そういえば、現在ではこの「Hello」というタイトルは、アデルのほうが有名かもしれません。

アデルの『ハロー』


Adele – Hello(2015年)

リリースからわずか12時間で世界120カ国の iTunes チャートで1位を獲得したという曲。

どんなにすばらしい曲なのかと何度聴いてみても、年齢的に感動する心が衰えているのか、あまりピンと来ませんでした。

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ところがある日、まだシャッターを上げている店も僅かで人通りのない早朝の地下街を歩いていると、遠くから微かに流れてくる BGM がありました。

まだ照明も薄暗い静かな地下街に、微妙に反響して聴こえてくるメロディは、なかなかのノスタルジックな味わい。流れている曲がアデルの『ハロー』と気がついたとき、なんだ、イケるじゃないかと初めてこの曲の良さを感じたのです。

どうもこの曲、直接スピーカー近くで聴くより、遠くからささやくように聞こえてくるほうが心に沁みるようです。

多分、この『ハロー』という曲は、若い人達とは違った受け取り方をしていると思います。人の過ごしてきた時間の長さは、ものごとを味わう深さに微妙に影響するようですから。


All Eyes On Adele

そして、彼女が 2009年の米国グラミー賞で新人賞を受賞したときの中継を観ていて、欧米では歌唱力のあるポップシンガーも世代交代を重ねながら、ちゃんと継承されていることに安心したり羨ましく思ったりしたことも思い出しました。

本日の一曲


プリンスはエンターテイナーというよりも本当はギターリストだったと思います。


Prince, Tom Petty, Steve Winwood, Jeff Lynne and others — “While My Guitar Gently Weeps”

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