紅葉の見ごろはもう目の前。

生き死にの

  界(さかひ)はなれて住む身にも

    避らぬ別れのあるぞかなしき

貞心尼

うらを見せ

  おもてを見せて

    散るもみぢ

良寛

今年の10月は異常なほど晴れていたような気がしていました。そして今は、盛りになる前に散っていく紅葉の多さが気になっています。


Natalie Cole – Autumn Leaves

20世紀最大規模のエルニーニョの可能性

米国海洋大気庁(NOAA)は、「ニーニョ3.4」と呼ばれる海域の週平均海面温度が、通常よりも摂氏3.0度高いという最新報告を発表しました。1997-1998年にかけて発生した「20世紀最大規模のエルニーニョ」に近づく可能性があるそうです。

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JAXA EORC
SST異常チャート

ふたつの越境台風

エルニーニョの影響なのか、今年はめずらしい「越境台風」が二つも発生しています。同じ年に二つも発生したことについてはあまり記録として書かれていません。

越境台風

太平洋で発生する熱帯低気圧のうち、日本の気象庁が観測対象とする範囲(太平洋北西部、南シナ海)以外で発生した熱帯低気圧(ハリケーンやサイクロンなど)が、観測範囲の境界線を越えたことで「台風」と分類されるようになったもの。

Wikipedia

「台風12号 」 史上初の越境・復活・日本に上陸した台風

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Wikipedia

7月、ハワイ諸島南西で発生した台風12号(ハロラ)は日付変更線を越え、3年連続で発生した越境台風となり、南鳥島近海で熱帯低気圧の勢力にまで弱体化しました。

ところが、なんと再び勢力を回復して台風となり(復活台風)さらに、史上2個目の日本に上陸した越境台風でした。そして最も西に進んだ越境台風でもあるという、記録づくめの台風。

「台風17号」平成27年9月関東・東北豪雨

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9月、今年二つ目の越境台風の台風17号(キロ)は、台風18号と影響し合って記録的な大雨をもたらしました。

台風18号から変わった低気圧に向かって南から流れ込む湿った風と、日本の東海上を北上していた台風17号の周辺から流れ込む湿った風の影響により、南北に連なる線状降水帯が次々と発生し、関東と東北で記録的な大雨となりました。

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9月10日の日本列島の南北の長さと匹敵する長大な線状降水帯。

こんなのは今まで見たことないので、つい画面をキャプチャしてしまいました。

10月 西日本太平洋側の天気は「多照」

近頃は残暑が長くなり、10月でも30度を越える日があるのが普通。

ところが、今年はめずらしく残暑がなくて過ごし易い晴天が続いたのですが、逆にそれが何となく気になって調べてみると、エルニーニョの影響なのでしょうか、気象庁のエルニーニョ現象発生時の秋(9~11月)の統計的な特徴としては平均気温のみが低い傾向とされていますが、今年は西日本太平洋側の10月は統計開始以来の「多照」でした。

月の前半は寒気が流れ込みやすく気温が低かったが、後半は暖かい空気に覆われて高く、月平均気温は平年並となった。特に月間日照時間の平年比が137%と1946年の統計開始以来10月としては1位の多照だった。降水量がかなり少なかった。

2015年10月 名古屋の天気
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2014年10月 名古屋の天気
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2013年10月 名古屋の天気
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これもエルニーニョが一因となっているのでしょうか。

色付早見グラフの異変

気象サイトのウェザーニュースに全国の紅葉情報のチャンネルがあります。

名古屋の東山動物園の色付早見グラフを見てみると、例年なら11月を過ぎて始まるのが、今年は10月に入ってすでに色付き始めているのが分かります。

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今年は2ヶ月ほどかけて紅葉の見頃に到達しました。

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2014年のグラフ。いつもなら大体このパターン。

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とくに紅葉が見事だった2013年は、短期決戦型でした。

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2013年の紅葉

ウェザーニュース 紅葉 Ch.

さて、エルニーニョの年の紅葉はどうなのでしょう。

そして今年の冬は。

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11月25日、札幌 11月としては62年ぶりの積雪

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11月の日本と世界の天候への影響

2014年夏に発生したエルニーニョ現象は最盛期となっている。西日本を中心とした高温・多雨・寡照にはエルニーニョ現象が一部影響していた可能性がある。今後、春にかけてエルニーニョ現象が続き、夏までに平常の状態になる可能性が高い。

気象庁

12月11日、三重 25度超え「夏日」

12月21日、気象庁が「高温に関する異常天候早期警戒情報」を発表。

沖縄地方は12月28日頃から、近畿や四国、九州北部、九州南部、奄美地方は12月29日頃からの約1週間、かなりの高温が予想される。

12月に「大雪に関する」異常天候早期警戒情報は聞いたことがありますが、「高温に関する」というのはあまり聞いたことはありません。

これも、20世紀最大規模のエルニーニョの影響なのでしょうか。

大きな地震や火山噴火がなければいいのですが。

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