あるペルシャヒョウの死

10月23日、名古屋市の東山動植物園は飼育していた雌のペルシャヒョウ「シラツ」が死んだと発表しました。

19歳で、人間の年齢にすると80歳ぐらい。1996年に米国の動物園で生まれ、99年に来園。美しい毛並みを維持し人気を集め、9月の敬老の日にご長寿動物として表彰を受けたばかり。

飼育員の姿を見つけると檻越しに身体を擦りつけて触ってほしがるほどの甘えん坊で、環境が変わったり担当飼育員が替わったりしても気にしない大らかな性格だったそうです。

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これは今年の 3月に撮った写真。やはり綺麗な柄でした。

雪ヒョウ


カメラトラップが捉えたユキヒョウの姿(WWF)

この「シラツ」の写真を見る度に思い出すのは、彼女の生まれた1996年のアップル社による NeXT 買収に始まる Mac OS X 開発の歴史のうち、2009年8月28日にリリースされた Mac OS X 10.6 Snow Lepard 。

簡易バックアップ機能「Time Machine」、マルチ仮想デスクトップ「Spaces」、Windows起動ツール「Boot Camp」、Finderから直接ファイルの中身を確認できる機能「Quick Look」、Finderの表示方法の「Cover Flow」追加など、現在も広便利に利用されている革新的な機能が登場したのは、前バージョンの Mac OS X v10.5 Leopard でした。

そのブラッシュアップ版として、前バージョンでの NetInfo や Classic環境の廃止に続く、AppleTalk の廃止やPowerPC の非サポートなど、レガシーなテクノロジーとの決別で OS全体がコンパクトになり動作も軽快、Mac OS X のなかでもかなり完成度の高いものでした。

そしてDVD パッケージによるインストーラーの配布形式の最後のバージョンで「Mac」を冠した最後の OS X でもあります。

いま考えても、良い想い出の多い Mac OS X のバージョンでした。

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その後も進化はしているのでしょうが iOS を含め、残念ながらまだ Snow Lepard ほどの感激をもたらしてくれたバージョンはありません。

狭いスペースでの機能開発と最適化に努力をしている iOS とは本質的に違うはずなのに、その成果を無理やり OS X に持ち込もうというのは本末転倒な感じがしています。

広い空間でのびのびさと発想された斬新なアイデアを、いかにコンパクトにして iOS に持ち込むかが素直な流れのような気がします。

システムフォント

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大きなものは最適に縮小できますが、小さなものを大きく引き伸ばすとアラの多いみっともないものとなります。

アップルがBeatsを3億ドルで買収するのも良いけれど、良いタイポグラファーを雇うことはそれ以上の価値があると思うんだ。

OS X 10.10 Yosemite でシステムフォント Lucida Grande から悪評高い Helvetica Neue に変更されたのが、今回の El Capitan では今度は San Francisco に再び変更されました。

本来 OS の顔とも言えるシステムフォントを玩具のように扱うデザイナーは、たぶん物事の本質を見抜く力を持っていないか、小さな画面に見慣れてしまってバランス感覚がおかしくなっているのかもしれません。

それでも改善されないよりはいいこと。

レインボーカソール

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システムフォントの件が落着したと思ったら今度は、レインボーカソール。

例の処理に時間がかかったりしたときにお目にかかる、レインボーカラーがクルクル回るやつのことです。

Spinning Pinwheel(回る風車)
Rainbow Wheel(虹色ホイール)
Color Wheel(カラーホイール)
Spinning Beach Ball(回るビーチボール)
Beach Ball of Death(死のビーチボール)
Marble of Doom(破滅のビー玉)

とさまざまな呼び名があるようですが、正式名称は「スピニング・ウエイト・カソール」なのだそうです。

ちなみに OS X 10.10 までのレインボーカソールは、
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このカソールの出現はあまりうれしくないのですが、それでもその回転を眺めているとなんとなく楽しい気分がして、不安を紛らわせてくれていました。

それが新しいレインボーカソールは、色調が変更されたうえグラデーションも無くなり、まるで安っぽいビーチボールか幼児用の風車のように見えます。そして回転すると汚く滲んだ姿となります。
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「photos」のアイコン

今の新しい方針では美しくデザインすることができないのかといえば、「photos」のアイコンは旧レインボーカソールのようなデザイン要素が含まれています。

これはどうも OS 担当デザイナーの問題のような気がします。ひょっとして日本人以外のアジア系かもしれません。

ルビリン

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そういえば東山動植物園では、2011年にも国内最高齢のアムールトラ「ルビリン」が老衰のため死亡しています。こちらも19歳で、1992年にデンマークで生まれ、95年に来園。アムールトラでは国内最高齢で、2009年にご長寿動物として表彰を受けています。

このトラも大きくて迫力があり、動物園を訪れる度に見に行ったのを覚えています。

本日の一曲

東京の隅田川を歌った有名な曲ですが、なぜか大分の温泉のテーマ曲になりました。どのような意図があるのでしょうか。


【滝廉太郎】 花


【おんせん県】「シンフロ」篇 フルバージョン SHINFURO:Synchronized Swimming in Hot Springs


【おんせん県】「シンフロ」メイキングムービー SHINFURO Making Movie

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