志賀団地と少年時代_周辺記3_黒川本通り沿い

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今回は綿神社から昭和30年代の記憶風景をあれこれ辿りながら志賀団地に向かいます。

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黒川本通りを北へ

「綿神社」の東側は名古屋高速道路が空を覆っている国道41号線。ここから北に向かいます。1958年にはここまで市電が開通。2年後には城北学校前まで延長されます。

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ローカル駅の坪庭

黒川本通4丁目から南方面。よく劇場アニメを見た映画館がありました。ここから反対方向の北に向かいます。

パチンコ屋

途中にあったのが、父親がよく通っていたパチンコ屋。

板張りの薄暗い店で、立って、投入口に一球ずつ左手でもみもみ入れながら、右手でレバーを弾くタイプです。玉が詰まり、台をたたくとパチンコ台の上から店の人が顔がのぞき返事をしていました。

夕食の支度が出来ると呼びに行くのが自分の役目。切りがいいところまで待っている間に、木の床に落ちている玉を拾い集め、打っていました。ほんの数発なので、めったに入らないのですが、たまに入ることもあってうれしかった。

景品交換はパチンコ屋の左手の空き地の隣のたばこ屋。景品のチョコレートをいっぱい入れた紙袋はまるで戦利品の宝箱。

「水飲み鳥(ドリンキングバード)」

この交換所のタバコを売る出窓にあったのが、水飲み鳥。

陽光に焼けたフェルトの古くさい色の鳥でしたが、不思議で不思議で、よく通って飽きもせず見ていました。

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あるときから動かなくなって残念に思っていたところ、新しいのに替わり、綺麗な鳥になって再び水飲みを始めましたのには思わずにっこり。

水飲み鳥は基本的には熱機関であり、温度差を利用して熱エネルギーを運動エネルギーに変換して仕事を行う。熱力学的サイクルの繰り返しによって動く。

動作する原理はかなり複雑で、ボイル=シャルルの法則・理想気体の状態方程式・マクスウェル分布・蒸発熱・トルクと重心の概念・フェルトの毛細管現象など複数の物理法則を利用しているそうです。

母子家庭

いま思い出すと、当時の友達には母子家庭の子が何人かいました。お母さんたちは静かでやさしそうなのが不思議と共通点。

太平洋戦争終結の1945年からしばらく続いた混乱もようやく落ち着いてきたものの、まだその名残が見受けられた頃でしたので、いろいろな事情があったのでしょう。

パチンコ屋の41号線を挟んだ向かい側には、家具屋さんがありました。その1階裏手の一間にも、母親が住み込みで働いている友達がいました。

「ナショナルキッド」

「ナショナルキッド」は、1960年から1961年にかけて放送された空飛ぶ正義の味方。今でしたら「パナソニックキッド」とでも呼ぶのでしょうか。

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ある日、その友人の家で観たナショナルキッドが大津波の上を飛んでいくシーンは、記憶に強く残ったらしく、年月を経てすっかり忘れていたのが、2011年の東北大震災の津波が海から押し寄せる津波の実況中継を観ていると突然、そのシーンがフラッシュバックしたのです。

その友人とふたりで楽しく見ていて、静かに過ぎた昼過ぎの感触と共に。


2011年3月11日巨大地震 津波が一瞬にして街を飲み込んでいく衝撃映像

そろそろ、黒川本通5丁目の交差点に近づいてきました。

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志賀団地へは、黒川本通5丁目の交差点にある今は「北図書館」という名に変わっていますが、元は「志賀住宅」という停留所で下車。

ところが志賀団地へ向かう手前でもう少々。

不思議な建物がランドマーク

交差点の手前には、足場材料の丸太や板が立て掛けてある鉄筋の造りかけの建物がありました。この不思議な建物が視界に入ると、バスや電車を降りるときが近づいたのを感じたものです。

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気になって何度か探検に行きましたが、建物の一階の天井に四角い穴が開いているだけで、二階へ上ることができないのです。このとき初めて建物の階段は後から取り付けられるものと知りました。

それでもなんとか二階へよじ登ったのですが、そこにあったのは段ボールに入った綺麗なモールみたいのもの。なぜそこにあったのかはいまだに謎です。

鳩岡団地

黒川本通5丁目の交差点を越えた北には志賀団地の6年後に造られた鳩岡団地がありました。三菱のマークが目印。

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ローカル駅の坪庭

右手奥に見えるのがその鳩岡団地と市交通局北事務所。

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鳩岡団地は給水塔が特徴的でしたが、棟数が少なかったせいもあって、住棟の配置に変化が少なく、志賀団地ほど印象に残っていません。でも鳩岡団地で育った子供たちには懐かしいふるさとです。

本日の一曲
ナショナルキッドと同じ時期やっていた「快傑ハリマオ」は、お面をかぶったヒーローよりもリアル感がありました。異国情緒たっぷりの舞台背景も素敵でした。

ところで、なんとなく井上陽水と似ていませんか。

怪傑ハリマオ オリジナル バージョン

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