そういえば「iTunes Match」の日本展開はどうなっているのでしょう。

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米Apple は 5月2日、音楽クラウドサービス「iTunes Match」を日本のユーザー向けに提供開始しまた。アメリカでは 2011年11月から始まっていますので、2年半程度遅れということになります。

2月8日のブログ「「道具箱」というプロジェクト」でふと思い出した iTunes Match の動向。気になって調べても何の情報も得られなかったのですが、それがまったく事前のメディア情報もなく突然の開始発表。人々はスマートフォン関連にしか興味がないと決めつけている国内メディアにしてやったりといったところで、気分爽快です。(本来なら飛ばし記事が好きな日経あたりがスクープするはずのですが。)

データロンダリングサービス

インターネットが普及するまで、データはパッケージというモノで提供されてきました。

モノは経年変化で壊れます。しかし購入したと考えるのはパッケージのプラスチックだけではなく、そこに刻まれたデータも含めてです。データコピーという行為はその壊れるパッケージから労力をかけて自分が購入したデータを守る作業です。もし、デジタル著作権管理を採用するならパッケージが壊れた場合は永久に無料で新しいものと交換するサービスとの併用が必要と考えてきました。

今回の iTunes Match システムでは、従来のパッケージやファイルを購入することで著作権使用料を払っているという考えに、実際のデータ再生回数により対価を支払うという概念が加わるのです。

さらに iTunesStore で販売している権利者にはそれが不正コピーされたものであったとしても使用料が支払われるのです。そのかわり、 iTunesStore で不正ファイルも含めた手持ち楽曲を登録したユーザーには 256Kbps AAC、DRMフリーのクリーンなファイルを提供するというデータロンダリングサービスを提供するのです。

なかなか相互のメリットをよく考えたシステムです。当然 Apple にも大きなアドバンテージとなるでしょう。

で、早速「コンピューターを追加」をクリック。

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現在 6,400曲のうち iTunes Store で購入した曲は 1,500曲なので 手持ち楽曲として 5,900曲が対象になります。昨夜 10時過ぎに開始してから 9時間ほど経ちますが、まだ「ステップ 1: iTunes ライブラリに関する情報を集めます。」すら完了していません。 現在の回線速度はUSENのスピードテストで 81.738 Mbps。

「ステップ 2: iTunes Store 上で配信中の曲とのマッチングを行います。」
「ステップ 3: アートワークと残りの曲をアップロードします。」

が残っています。一体いつ完了になることやら。

どうもこの突然に発表された連休直前の 5月2日という日付は、サービス開始直後のアクセス集中を分散するためかも知れません。ただこのロンダリング作業に問題点があったとしても、すでに 2年半前にアメリカで始まっているのですからすでに対策は考えられていると思いますので、この作業に時間がかかることを計算に入れて休日に気長に待つことにします。

最近のソフトウェアは世界同時がほとんどですが、昔は日本語化作業のため半年から一年近くの発売時差がありました。この間に先行するアメリカでのバグフィックスが反映されて問題が少ないバージョンを手に入れることができる恩恵がありました。開始を待たされた iTunes Match にもそんなメリットがあるかもしれません。

iTunes Match の仕様

待っている間に iTunes Match の仕様について調べて見ました。

  • iTunes Match で利用できるのは、最大 25,000 曲です。
  • iTunes Match と同じ Apple ID を使って iTunes Store で購入した曲は、25,000 曲の制限にはカウントされません。
  • マッチしなかったコンテンツはアップロードされますが、アップロードの所要時間はデータ量やローカルネットワークの速度によって異なります。
  • 200 MB を超える曲ファイルは iCloud にアップロードされません。
  • 2 時間を超える曲ファイルは iCloud にアップロードされません。
  • デジタル著作権管理 (DRM) で保護されている曲は、お使いのコンピュータでそのコンテンツを再生できる場合を除き、マッチせず、iCloud にもアップロードされません。
  • ALAC、WAV、または AIFF フォーマットの曲は、ローカルで個別の 256 kbps AAC 一時ファイルにトランスコードされてから、iCloud にアップロードされます。元のファイルは変更されません。
  • AAC または MP3 としてエンコードされた曲で、一定の品質基準を満たしていない曲は、マッチングされないか、iCloud にアップロードされません。

iTunes Store:iTunes Match の登録方法

一年後に再登録しない場合は、アップグレードした曲を失いますか?

いいえ。あなたがすでにアップグレードしたり、再ダウンロードしている曲は完全に安全です。中央ストレージのみが使えなくなり、iCloudによるマッチした曲やアップロードした曲のデバイスへのストリーミングやダウンロードが行われなくなります。

iTunes の手持ち曲はほとんど ALAC フォーマットですので、これを一時ファイルにフォーマット変換する手間が入るとすればかなり時間がかかりそうな気がします。ちなみに 600MBの CD を ALAC形式は 50%程度、256-AAC形式は 25%程度に圧縮します。

エクスポートデータの扱い

気になるのはソフトオーディオチューナーの Snowtape から iTunes にエクスポートした 約400曲の審査結果です。はたして品質基準を満たし、めでたくマッチングされるかどうかです。これがうまくいけば、登録料の年額3,980円なんて安いものです。

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さて結果はどうなることやら。お楽しみに。

今日の一曲


Steven Halpern and Paul Horn Thigh Chi

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