メイキング・オブ・『2001年宇宙の旅』

『2001年宇宙の旅』の船外活動中に宇宙服を破壊されたプールが漆黒の宇宙に漂っていく衝撃的なシーンは忘れられません。

最近公開された映画

ゼロ・グラビティ

物理的にあり得ないシーンも登場して「現実感100%の傑作だが嘘100%」と評される『ゼロ・グラビティ』ですが、これも『2001年宇宙の旅』のこのシーンにインスパイヤーされた作品でしょう。

キューブリックの映像美とは違った人間模様のエンターテイメントとして宇宙漂流を扱っています。46年語り継がれる名作かどうかは別として話題にはなったようです。

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‘Gravity’ – NASA’s Real-Life Images from Space – a set on Flickr

エウロパ

『2010年宇宙の旅』に登場した中国の宇宙船チェン号が生息していた生命体により壊滅した木星の第2衛星エウロパの話題もちらほら。

2013年12月、ハッブル宇宙望遠鏡がエウロパの南極側で立ち上る水蒸気の大きな雲を捉えています。地表から水の柱が約200kmの高さまで立ち上っていて、その水の噴出量は毎秒3000kgにも上ることが判明しました。そして今年3月にはそのエウロパを題材とした『Europa Report』が劇場公開されています。

Hubble discovers water vapour venting from Jupiter’s moon Europa

しかし、俳優のおしゃべりに頼らずに心から感動させるSF映画を撮れる監督はもういないのでしょうか。

『2001年宇宙の旅』メイキング写真

最近46年前の『2001年宇宙の旅』のメイキング写真100枚がアップされています。

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現在の iPhone の原形となった iPod 。母艦 Macintosh から発進するところですね。

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ベニヤで作られた月面クラビウス基地での会議室風景。

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会議の休憩中の一服風景。そうか当時の月面基地は禁煙ではなかったようですね。

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月面シャトル。船長は『謎の円盤UFO』のストレイカー最高司令官のエド・ビショップ。
彼は何度月に行ったのでしょう。

『謎の円盤UFO』
UFO (1969–1973)_IMDb

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やはり月面人工物調査作業というのはたいへん疲れるようです。

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映画にはなかった宇宙服から伸びるパイプは何?

メイキング写真
imgur

実際の映像シーン
2001: A Space Odyssey (1968)_The Film Frames
2001 nen: Uchuu no Tabi (1968)_IMDb

ついでに『MOON』

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以前から「月に囚われた男」という邦題のため観る意欲が沸かず、ただ『MOON』という原題でイギリスのSF映画ということでが気にはなっていました。今回 iTuneStore で期間限定HDレンタル¥100 ということでしたのでダウンロードしました。

冒頭から月面基地のただ一人の作業員として派遣されたという設定に違和感を持ち、途中で「クーロン」という単語を聞いたとき、その時点で想像できる結局大量のクーロンがいて本物は地球にいるという安っぽいストーリー展開のどんでん返しを期待つつ最後まで観たらなんとそのまま。

さらにこの映画のルナ産業はどうやらコリア系企業らしい。月面基地の壁面には「サラン(愛)」というコリア語の基地名がハングル文字で表示されて、マシンが「アンニョンヒガセヨ(気をつけて行っていらっしゃい)」とコリア語の音声を出すシーンには往年のSF映画ファンとして違和感を感じます。「ヘリウム3」の採掘のため、月面に作業基地が設けられる時代の悪徳企業役は中国系でもコリア系でもなくインド系になる気がしますし、インド系文字のほうがリアリティがあります。ただこの映画の安っぽいセットデザインには合っているかもしれません。

監督はデヴィッド・ボウイの息子”ダンカン・ジョーンズ。父親の David Robert Hayward-Jones は1969年に前年に公開された映画『2001年宇宙の旅』をモチーフにしたアルバム『スペイス・オディティ』を制作しています。そこそこヒットしたようで、1976年の『地球に落ちてきた男(The Man Who Fell to Earth)』に続きます。そしてその息子も「柳の下に泥鰌が3匹はいる」と思ったのでしょうか。

どちらも『2001年宇宙の旅』を超えるわけでもなく、親子とも似たようなもの。HDレンタル¥100 でも高い買い物でした。

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