地震マッピングムービー

今年もあと2週間を残すところとなりました。東北地方太平洋沖地震に訪れた春に気づかず、節電狂想曲に夏の青い空を想うこともなく、この秋の紅葉でやっと季節感を取り戻した思いです。 …

今年の紅葉は街中でもとくにきれいに感じました。街路樹の紅葉に感動するなんて始めてのことです。

昨年は夏の猛暑が晩秋までもつれ込み、秋をスキップして突然冬がやってきた感がありました。今年は10月上旬までは例年よりも気温が高めとなり、その後天気は周期的に変化して平年並みの気温となったため、街路樹もじっくりと紅葉の元となるアントシアンを溜め込めたようです。

台風で降水量多く、秋に記録的な暑さ 2011年の天候

気象庁は21日、今年の天候まとめを発表した。年の平均気温は過去30年の平均値より0.24度高く、1898年以降で13番目の高温。特に秋は記録的な暑さとなった。台風12号・15号などの影響もあり、年間降水量は西日本を中心に平年より多かった。

平年との気温の差は、北日本でプラス0.4度、東日本で同0.3度、西日本で同0.1度、沖縄・奄美ではマイナス0.2度だった。年初からの冬は、ラニーニャ現象などの影響で、日本海側で大雪が降るなどして全国的に低温傾向だった。春も低温傾向が続いた。その半面、夏以降は太平洋高気圧が強まり、全国的に高温傾向となった。

特に秋は、偏西風が平年より北側を流れた影響で、寒気が入りにくい状態が続き、まれにみる暑さになった。そのため、各地でカエデやイチョウの色づきが記録的に遅れ、カエデは52カ所中11カ所、イチョウは49カ所中 9カ所で最も遅い紅葉・黄葉となった。

2011年、Facebookで最もシェアされた記事

Facebookが運営する「Facebook + Media」のFacebookページにて、2011年に最も多くシェアされた記事は、米New York Timesの記事「Satellite Photos of Japan, Before and After the Quake and Tsunami」でした。

この記事はこのブログの東日本大震災「メルトダウン」でも引用しましたが、3月11日に起こった東北地方太平洋沖地震の前後の衛星写真を掲載したもので、津波の凄まじい破壊力をのWeb独特の手法で伝えています。このインタラクティブ機能は既存のメディアでは実現できない新しい表現でもあり、それが最も多くシェアされた理由のひとつでしょう。

Satellite Photos of Japan, Before and After the Quake and Tsunami
東日本大震災_SUDAREの部屋

これはすごい。地震マッピングムービー

もうひとつ、最近になって東北地方太平洋沖地震に関する動画が YouTube にアップされています。


東北地方太平洋沖地震 発生地点・規模・時刻分布図(2011/10/15)

2011年 1月 1日00:00から10月15日00:00に日本周辺で発生したM3.0以上の地震を時間軸に沿って動的にマッピングしたものです。この動画では 3月 9日の震度 5弱の三陸沖地震で「たが」が外れて本震が起きたようにも見えます。これもWebならではの手法ですね。

もうひとつの津波

さらにこの動画の YouTube のページには動画の統計情報の表示(再生回数の後ろのボタン)があります。これを観てみると情報の伝達経路や速度、広がり具合がよく分かります。こちらもまるで津波が盛り上がってくるような動きです。


バイアスいろいろ

先頃地震がありましたが、震度 4でも驚かなくなった自分が怖い気がします。
これも「係留と調整のヒューリスティック」のなせる技なのでしょうか。

3月11日に発生した東北地方の地震と津波のあと、日本[西日本]の住民は、危険な津波があっても避難しない可能性が高くなったという研究結果が発表されました。

「震災後、津波への警戒感が低下」その理由_Wired

ヒューリスティック:
人が複雑な問題解決等のために何らかの意思決定を行う際、暗黙のうちに用いている簡便な解法や法則のこと。

認知バイアス:
ヒューリスティックの使用によって生まれている認識上の偏り。

アンカリング:
認知バイアスの一種。ある事象の評価が、ヒントとして与えられた情報に引きずられてしまうこと。

人間は全知全能ではありませんから、常に自分のバイアスでもって他のバイアスを観察していることになります。いろんなバイアスが絡み合って新しいバイアスが生まれ、ものの見方が変わる。その繰り返しのような気がします。ですから世の中のすべての事象について、ほんとうのことを知るひとはいないでしょう。

それにしても、故ジョブズ氏の「現実歪曲フィールド」バイアスは素敵でした。

HD – Andrea Bocelli Sarah Brightman Time To Say Goodbye

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