アルバム『1969』

今年はどうも「50年ぶり」が流行のようです。 …

日本の千年に一度は例外として、タイのバンコクで50年ぶりの洪水、中国福建省で50年ぶりの豪雨、ニュージーランドのウェリントンで50年ぶりの大雪、イランの首都テヘランで50年ぶりの大雪。

ニュージーランドのウェリントンで50年ぶりの大雪

Snow on Cuba Mall in central Wellington (HD)

 

そして日本人歌手が50年ぶりに全米1位を獲得。

 

アルバム『1969』

由紀さおりのピンク・マルティーニとのコラボレーション『1969』が海外で高く評価された。2011年に世界20ヵ国以上でCD発売・デジタル配信され、2011年11月 2日付の iTunes ジャズ・チャート及びカナダ iTunes チャート・ワールドミュージックで1位、ギリシャの IFPI 総合アルバム・チャートで4位、シンガポールの HMV インターナショナル・チャートでは18位を獲得した。
Wikipedia

 

確かに iTunes USA ジャズ・チャートを確認したところ1位でした。

iTunes Store USA Jazz部門

報道では「夜明けのスキャット」や「ブルー・ライト・ヨコハマ」がヒットしたように錯覚してしまうのですが、iTunes USA を覗いてみると、ヒデとロザンナの「真夜中のボサノバ」やセルジオ・メンデスの「マシュ・ケ・ナダ」が評価されているようです。よく考えてみれば JAZZ部門でのチャートなのですから曲としては順当な評価といったところでしょう。

ところがお国柄でしょうか、フランスでは由紀さおり「季節の足音」モコ・ビーバー・オリーブ「忘れたいのに」兼田みえ子「私もあなたと泣いていい」という順位で、ラテン系より叙情的な曲が評価されているようです。

クロディーヌ・ロンジェ

Claudine

収録曲の「忘れたいのに」は1961年のパリス・シスターズ(The Paris Sisters)トップテンヒットのカバーなのですが、この曲については、モコ・ビーバー・オリーブのカバーより 2年前の1967年のクロディーヌ・ロンジェ(Claudine Longet)のカバーが印象に残っています。


I Love How You Love Me – Paris Sisters (Cover)

クロディーヌ・ロンジェは A&M レコードの1960年代後半のソフト・ロック路線での代表的シンガー。しかし彼女の歌のどこがよかったのかという疑問が、今でも頭をかすめるのが不思議です。

彼女のアルバムのフレンチ・ポップスとボサノバとアメリカン・ポップスが上手に消化されていない微妙なアンバランスさは、タコスの上にたっぷりの甘いホワイトクリームがかかっているといった感じです。でもクロディーヌというフレバーのおかげでたいへん美味しかった。そんな印象でしょうか。

その後、彼女は同棲相手の死亡事件で拳銃暴発が認められず有罪となり音楽活動から引退しましたが、現在も健在です。もうすぐ70歳を迎える彼女の胸中にはどのような想いが横切っているのでしょう。

そういえば、クロディーヌ・ロンジェのこの曲もよかった。


Claudine Longet – “both sides now” (joni mitchell cover)

FRENCH POP A to Z

歩いても歩いても

できれば「ブルー・ライト・ヨコハマ」もヒットして欲しかったと思います。ただ、由紀さおりのラテン調も悪くはないのですが、やはりいしだあゆみさんの原曲の方が好きです。


いしだあゆみ 紅白初出場曲 PV ブルーライトヨコハマ Extended Mix

この曲中の「歩いても歩いても」という歌詞から2008年 6月に「歩いても歩いても(Still Walking)」という邦画が公開されています。


STILL WALKING OFFICIAL TRAILER

歩いても歩いても

原田芳雄

火の魚

「歩いても歩いても」では原田芳雄さんいい味出していましたね。そして翌年の NHKドラマ「火の魚」は最高でした。


なんとなく宮崎駿監督とダブらせて観てしまうのは自分だけでしょうか。

今年の7月に死去されてしまい、追悼特別企画として再放送されましたが、何度観てもいいですね。しかし日本からまたまともな俳優が減ってしまったかと思うと残念です。

ドラマ「火の魚」|NHK広島放送局

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