小景異情2_長い道の始まり。

前回「小景異情」のメリー・ホプキン『悲しき天使』。いや、懐かしいですね。

「小景異情」

ところで『悲しき天使』の原曲はロシアの歌曲「長い道」という失恋の歌なのは皆さんご存知ですね。


Those Were The Days (Live 2010) , Manca Izmajlova

第二弾は『グッドバイ』。こちらのほうがもっと好きでした。

長い道の始まり。

『グッドバイ』はジョン・レノンとポール・マッカートニーの共作で、シンプルな歌詞と魅力的なメロディは最高ですね。まさにポップス全盛時代の神様達の技。


グッバイ/メリー・ホプキン Goodbye/Mary Hopkin

メリー・ホプキンもそれから「長い道」を歩き始めたのです。次の出会いは13年後。

どちらもトップは『ブレードランナー』

イギリスの映画誌「TOTAL FILM」が「史上最高のSF映画 TOP50」というランキングを発表しました。

The 50 Greatest Sci-Fi Movies Ever

1. ブレードランナー(Blade Runner)1982
2. スター・ウォーズ エピソード5 帝国の逆襲(Star Wars: Episode V – The Empire Strikes Back)1980
3. 2001年宇宙の旅(2001: A Space Odyssey)1968
4. エイリアン(Alien)1979
5. スター・ウォーズ エピソード4 新たなる希望(Star Wars: Episode IV – A New Hope)1977
6. E.T.(E.T.: The Extra-Terrestrial)1982
7. エイリアン2(Aliens2)1986
8. インセプション(Inception)2010
9. マトリックス(The Matrix)1999
10. ターミネーター(The Terminator)1984
11. アバター(Avatar)2009
12. バック・トゥ・ザ・フューチャー(Back To The Future)1985
13. ドニー・ダーコ(Donnie Darko)2001
14. 未知との遭遇(Close Encounters Of The Third Kind)1977
15. ターミネーター2(Terminator 2: Judgement Day)1991
16. 遊星からの物体X(The Thing)1982
17. スター・トレック(Star Trek)2009

18. 猿の惑星(Planet Of The Apes)1968
19. ジュラシック・パーク(Jurassic Park)1993
20. ウォーリー(WALL·E)2008
21. ボディ・スナッチャー/恐怖の街(Invasion Of The Body Snatchers)1956
22. エターナル・サンシャイン(Eternal Sunshine Of The Spotless Mind)2004
23. ロボコップ(RoboCop)1987
24. マイノリティ・リポート(Minority Report)2002
25. 時計じかけのオレンジ(A Clockwork Orange)1971
26. メトロポリス(Metropolis)1927
27. マッドマックス2(Mad Max 2)1981
28. 12モンキーズ(Twelve Monkeys)1995
29. プレデター(Predator)1987
30. 未来世紀ブラジル(Brazil)1985

31. ダーク・スター(Dark Star)1974
32. 惑星ソラリス(Solaris)1972
33. 第9地区(District 9)2009
34. スターシップ・トゥルーパーズ(Starship Troopers)1997
35. AKIRA 1988
36. ザ・フライ(The Fly)1986
37. 地球の静止する日(The Day The Earth Stood Still)1951
38. トータル・リコール(Total Recall)1990
39. 月に囚われた男(Moon)2009
40. インデペンデンス・デイ(Independence Day)1996
41. トロン(Tron)1982
42. THX 1138(THX-1138)1971
43. 禁断の惑星/Forbidden Planet)1956
44. セレニティー(Serenity)2005
45. ゴジラ(Godzilla)1954
46. AI(AI: Artificial Intelligence)2001
47. 地球に落ちてきた男(The Man Who Fell To Earth)1976
48. フラッシュ・ゴードン(Flash Gordon)1980
49. プライマー(Primer)2004
50. バーバレラ(Barbarella)1968

*太字は好きな作品

どうもノミネート作品に「ふつうのSF」まで取り込んでいるためでしょうか。なかなか微妙なランキングですね。

硬派のSF映画ファンのためにはこちらのランキングがあります。

科学者グループによるベスト10(Our expert panel votes for the top 10 sci-fi films)英国のガーディアン誌発表(2004年8月26日)

Our expert panel votes for the top 10 sci-fi films

1. ブレードランナー
2. 2001年宇宙の旅
3. スターウォーズ / スター・ウォーズ 帝国の逆襲
4. エイリアン
5. 惑星ソラリス
6. ターミネーター / ターミネーター2
7. 地球の静止する日
8. 宇宙戦争
9. マトリックス
10. 未知との遭遇

2004年と少々古いのですが、そんなに名作ができるわけがなくその評価は現在でも妥当な線ですね。

どちらもトップは『ブレードランナー』

ブレードランナー


“Blade Runner (1982)” Theatrical Trailer

ブレードランナー (1982) 『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』(1968) の映画化。監督リドリー・スコット、主演ハリソン・フォード。リドリー・スコットが監督に決まる以前から脚本が練られていたが、生前のディックはどの版の脚本も気に入らなかった。映画が最終的に撮影に入ってからも、ディックはどういう映画になるのかを気にしていた。彼は映画のノヴェライズの執筆を断っている。しかし2019年のロサンゼルスを描いた特殊撮影のシーケンスを見たディックは、「私が想像していた通りだ!」と驚いたという。ところがリドリー・スコットは原作を全く読んでいなかった。その後ディックはスコットと映画のテーマについて話し合った。彼らの視点は全く異なっていたが、ディックはこの映画を完全に支持するようになった。ディックはこの映画が公開される4カ月ほど前に亡くなった。

フィリップ・K・ディック_Wikipedia

 

ブレードランナー 2

その『ブレードランナー』が、オリジナルと同じリドリー・スコット監督の手で、続編または前章として復活することが明らかになりました。

ハリウッドの映画製作会社アルコン・エンタテインメントが、「ブレードランナー」とその原作となったフィリップ・K・ディックの小説「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」の要素を用いた続編や前日譚、テレビドラマなどを製作する権利を獲得したもので、オリジナル版をリメイクする権利は含まれていないそうです。

アルコン・エンターテイメントの代表は今年3月に製作権獲得を発表した際、「過去30年の間に多くの映画監督が『ブレードランナー』からアイデアを盗んでいるので、今度は自分たちの映画がそうした作品のコピーに見えないようにするのが難しい」と語り、「スコット監督には会ったことはないが、彼の芸術家としてのヴィジョンを再び映画に注入できればエキサイティングだし、彼が監督してくれたら素晴らしいと思う」と発言しています。

ハリウッドでは、若手監督を起用し、新たな解釈で1980年代の映画の続編を作るのが一つのトレンドだそうですが、とくにSF映画というジャンルではオリジナリティが大切で、続編も陳腐な解釈の延長ではなく新たな世界観を提示できる技量が問われます。最近のSFがつまらないのはどこか既視感があり、感動が少ないせいもあるのでしょう。

レイチェルは語る。

sean_young

1982年のSF映画「ブレードランナー」でレプリカントのレイチェルを演じた米女優ショーン・ヤングが、現在進行中の続編企画について言及した。

ヤングは、最新作「Jug Face(原題)」のプロモーションで米エンターテインメント・ウィークリー誌のインタビューを受けた際に、「ブレードランナー」続編への関与について聞かれた。すると、「(続編を製作する)アルコンの人たちに会ったけど、私に対する出演オファーはなかった。だから(続編の監督を務める)リドリー・スコットのオフィスに電話をかけたんだけど、折り返し電話してこないわね」とこれまでの経緯を説明した。

そして「私としては、続編に私を出演させないのなら、みんな作品をボイコットするべきだと思っている。だって私を出さないなんて馬鹿げている。まったく馬鹿げた話。それが私の意見ね」と息巻いた。

2013年8月 映画. com

リドリー・スコット監督が、「ブレードランナー2(仮題)」と「プロメテウス2(仮題)」の脚本が完成していることを、エンターテインメント・ウィークリー誌の取材で明かした。

「ブレードランナー2(仮題)」は、前作「ブレードランナー」(1982)を手がけたハンプトン・ファンチャーと、「グリーン・ランタン」(2011)のマイケル・グリーンが共同で脚本を執筆。「すでに脚本は出来ていて、素晴らしい仕上がりだ」と太鼓判を押す。前作でハリソン・フォードが演じたリック・デッカードも登場するといい、フォードの出演も内定しているという。

2014年8月 映画.com

 

ブレードランナーとメリー・ホプキン


Rachels Song – Blade Runner

この歌声誰か分かりますか。そう、メリー・ホプキンはヴァンゲリスによる映画『ブレードランナー』のサウンドトラックで、『Rachel’s Song』を歌っているのです。

アップルの商業音楽に違和感を感じていた彼女は、2作目のアルバム発表後、結婚して音楽活動を休止しました。 再び彼女の歌がクレジットされたのが、『ブレードランナー』の『Rachel’s Song』というわけです。

彼女のポップス向きの愛くるしいルックスとは違い、その心の中では彼女の音楽を求めていたのでしょう。

それにしてもデビューから13年、幸か不幸か運命のいたずらでずいぶん回り道をさせられたわけですね。

ということでメリー・ホプキンの最高の曲はやはり『Rachel’s Song』。

今日はこの曲で Goodbye。

Goodbye by the Beatles

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