空の絶景空間

フェルメールの代表作『真珠の耳飾りの少女(青いターバンの少女)』の来日まであと一年。楽しみです。 …



Kevin Wood – Many voices, One Spirit

デルフト眺望

そしてマウリッツハイス美術館に収蔵されているもうひとつの傑作が、数少ないフェルメール作品の中でも一際貴重な風景画作品のひとつ『デルフト眺望』。

フェルメール Gazicht op Delft(デルフト眺望)1660年

プルーストは、「あの絵画を見て、私は世界で最も美しい絵画を見たのだと悟った」と自身の作品『失われた時を求めて』に登場させています。

かつて愛読した作家だったベルゴットは、展覧会でフェルメールの『デルフト眺望』を見て強い印象を受け「このように書かなくちゃいけなかったんだ」「この小さな黄色い壁のように絵具をいくつも積み上げて、文章そのものを価値あるものにしなければいけなかったんだ」とつぶやきその場で死んでいく。

「街の前景に影を、後景に光を当てる光彩描写や、理想的な美しさを求め現実の街の姿を変革し描いた表現」が評価されているそうですが、自分にとって印象的なのは画面の半分以上を占める雲の浮かぶ空。

圧倒的な存在感です。

rüdiger nehmzow

旅客機から眺める雲の立体的な光景が好きで、昼間飛行の折には窓から眺める雲に飽きることはありません。

Cloud Collection_nehmzow

ときには一瞬、まるで名画を見ているような差し込む太陽光と雲が織りなす絶景が現れるときもあります。そんなときにはその彼方に西方浄土が見えてくるような気がして、ずっと遠くに目を凝らしてしまいます。

最近見つけたのが、rüdiger nehmzow というカメラマンのホームページ。

風景写真としては空の存在感をうまく表現している作品が多いのですが、とくに「Cloud Collection」が気に入っています。

雲七変化

世の中には『乳房雲』『レンズ雲』『ケルビン・ヘルムホルツ不安定性』なんて不思議な雲があるのですが、オーストラリアの小さな町バークタウンで、秋になると必ず形成される全長1000キロにも及ぶ雄大な『モーニング・グローリー』はとくに有名。

MorningGloryCloud
カテゴリー:雲_Wikipedia


Mark Watson takes on the Morning Glory Cloud

こちらは変わった形の雲のレア物写真集。すべてある条件下の物理現象の結果なのですが、偶然というものはほんとうに面白いものですね。

Mammatus2
10 VERY RARE CLOUD PICTURES

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