惑星X

<●⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅●> …


太陽と巨大な惑星に挟まれている太陽系。なんだかイーサネットの記号<⋅⋅⋅>みたいなイメージになってきました。

そのうち <●⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅●> が太陽系を表す世界共通記号になるかもしれません。あいだに⋅を8個も打つのはめんどうなので <●⋅●> となるかもしれませんね。

広域赤外線探査衛星「ワイズ」

Lifting Off to Study the Sky

「ワイズ」は「Wide-Field Infrared Survey Explorer」の略語で、太陽同期軌道から赤外線を用いて観測を行う探査衛星。従来の赤外線衛星よりも高感度の観測装置を搭載し、全天観測を行うほか、地球近傍天体(NEO)や褐色矮星の発見などの成果も期待されている。

広域赤外線探査衛星

2009年に打ち上げられたこの「ワイズ」はその後、高精度の赤外線撮影を行うための冷却剤(液体ヘリウム)が尽き、観測温度が大きく上昇した環境下でも観測を続行するというミッションを開始しました。

新たな第9惑星「テュケ」

冥王星が準惑星に降格になって5年。その広域赤外線探査衛星「ワイズ」によって、新たな第9惑星が発見されたかもしれません。


Tyche(Planet X),Giant Hidden Planet, May Exist In Our Solar System

2010年11月、木星より大きな太陽の伴星が「オールトの雲」に存在するかもしれないという説が学術雑誌「イカルス」で発表され、2011年 2月に米ルイジアナ大研究チームが、太陽系で木星より大きな惑星が新たに見つかる可能性を示す論文を同じ学術雑誌に発表しました。そして米航空宇宙局(NASA)からは18日、「検証には少なくとも 2、3年はかかる」という見解が発表されました。

1980年代、約2600万年周期の楕円軌道を持つ太陽の伴星の存在が唱えられ、ギリシャ神話由来の「Nemesis(ネメシス)」と呼ばれる同様の天体がかつて想定され、その影響で彗星の軌道が乱されて地球に衝突し、大絶滅を周期的にもたらしてきたと考えられたことがありました。それに替わる存在として、他の惑星はローマ神話から名付けられているのに、ギリシャ神話由来の「Tyche(テュケ)」と名づけられています。

Nemesis

善には賞で、悪には罰で正当に報いる信賞必罰の女神。人間の思い上った無礼な行為に対する神の憤りと罰を擬人化した女神。

Tyche

量るぺからざる運の女神。善悪・正邪関係なしに恩恵を垂れるため、ときに盲目の姿で表わされ、運気上昇中の人間に対しては惜しげもなく恵みを注いでくれるため、特に幸運の女神と崇拝された。彼女には神話はない。

発見されたかもしれない惑星「テュケ」は、木星と同じガス惑星タイプで、大きさはなんと木星の4倍。

これまで発見されなかったのはあんまりにも太陽から離れた軌道を回っているからなんだとか。その距離は、太陽と地球との距離の15,000倍、太陽と冥王星との距離の375倍。数百万年周期の円軌道で太陽の周囲を周っているそうです。
Can WISE Find the Hypothetical ‘Tyche’?

 

tyche

9番目の惑星になるかどうかはIAU(国際天文学連合)次第ですが、惑星でも準惑星でもない新しいカテゴリーを作る可能性もありそうです。

もうひとつの「テュケ」

「ティケ」は小惑星としてはすでに存在しています。


Asteroid : (258)Tyche (mag13.4)

 

ティケ (258 Tyche) は、火星と木星の間の小惑星帯にある、比較的大きなS型小惑星で、金属と珪酸塩によって構成されていると推測されている。ヴィンチェンツォ・ザッパラの分類ではエウノミア族だが、別の研究者によってかなり小規模な独自の小惑星族を代表する天体とされたこともある。 1886年 5月 4日にドイツ西部のデュッセルドルフにおいて、ドイツの天文学者ロベルト・ルターによって発見された。

小惑星ティケ_Wikipedia

第9惑星は「TYCHE」小惑星は「tyche」と表記を使い分けるかもしれませんね。

福星

ちなみに惑星の名前、「Tyche」はそのまま日本名にすると「運星」とかになるのですが、特に幸運の女神と崇拝されたので「福星」のほうが意味的には合っているかもしれません。

とすれば、太陽系惑星の日本語名は「水・金・地・火・木・土・天・海」につづいて「福」となるわけで、最後の音で、哲学的な雰囲気にほんのりさが漂ってしまい、これでいいのかなぁと考えてしまいました。

ジャッキー・チェンが「九福星」なんて香港映画を制作したりして。


ジャッキー・チェン福星シリーズ 3作品 他

後日、宇宙探査機パイオニア10号・11号、ボイジャー1号・2号による観測により、太陽系内にある未発見の大きな惑星の重力を考えなくてはならないような誤差は検出されませんでした。

 次の惑星Xの話題

2014年 3月、米航空宇宙局(NASA)は、天文学者が空を横切ってオブジェクトの数百万をスキャンしたWISEデータの検査中に「惑星X」の証拠を見つけることができなかったことを確認したと述べています。

NASA’s WISE Survey Finds Thousands of New Stars, But No ‘Planet X’

残念でした。

ところが2016年、また新しい惑星Xが発表されました。

その名は「プラネット・ナイン」

本日の一曲


SUNTORY 烏龍茶 「ごはんの幸福・ラー麺」篇

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