今年は2001年から10年目。

今年に入って早々、科学技術の成果発表がにぎやかです。少しずつ映画『2001年宇宙の旅』の世界に近づいているようで、なんとなく楽しくなります。 …

フォトクロミック分子

奈良先端科学技術大学院大学が 100%の効率で光で色が変化するフォトクロミック分子を発表しました。理論的にはDVD 4.7GBの100倍の容量が達成することも可能ということで、少しずつ『HAL』の記憶装置の光学パーツに近づきつつあるような気がします。

それにしても「磁気デスク」という醜悪な呪縛から逃れて、水晶のような透き通った立体的に空間記録できるのはいつのことになるのやら。そして媒体の記憶容量が増えても、すぐに使い切ってしまう状況に終わりがくるのでしょうか。

人工的な光センサー分子の反応効率がほぼ100%に!

ロボットスーツ

2011年1月6日~9日に開催された米国最大の家電ショー「2011 International CES」でサイバーダイン社が外骨格スーツ『HAL』( Hybrid Assistive Limb )を展示しているのが話題になっています。

日本のパワードスーツ『HAL』、CESでデモ


サイバーダイン社

サイバーダイン社の『HAL』は脳からの伝達信号を皮膚表面の電位差によっていち早く検出して、筋肉が動きだすより一瞬早く、ロボットを動かすことによって安定したパワーアシストを実現するスーツです。

いままではアニメの世界の絵空事だった、装着型のパワーアシストスーツの時代が現実に訪れるようです。すでに昨年「CYBERDYNE STUDIO」がオープンして、ロボットスーツ HAL を用いたトレーニングの専門スタッフが、 トレーニングメニューを組み、楽しく運動を行っているそうです。

CYBERDYNE STUDIO

ちなみに映画『2001年宇宙の旅』の『HAL』は Heuristically programmed ALgorithmic computer の頭文字。

ロボノート2

NASAはスペースシャトル「ディスカバリー号( STS-133 )」の打ち上げを 2月24日に設定したと発表しました。この船には、人間型ロボット「ロボノート 2( R2 )」が搭載されるそうです。R2は重さ約 136kgで、頭部、胴体、2本の手と腕から構成され、その手先は人間と同様に道具を扱うことができるようデザインされているそうです。

Robonaut

『HAL 9000』の誕生日

1992年(小説版では1997年)1月12日、『HAL 9000』が稼働可能になった日だそうです。

すでに、2001年から 10年の歳月が過ぎようとしています。デザイン的には少々古くさい感じがしてきていますが、『HAL 9000』ほどの人工頭脳はまだ出現していませんので、人気はまだまだ高いようです。

『HAL 9000』についてのトリビアは Wikipedia に任せるとして、最大の魅力は、ダグラス・レインのあの印象的な声にあります。当初は女性が考えられていて、名前も「アテナ」とされていたそうですが、もし現実の女性の声を採用するとすれば、誰の声がベストマッチするのでしょうか。そんなことを思い描くのも一興ですね。

1月12日は『HAL 9000』の誕生日 | WIRED VISION
HAL 9000_Wikipedia

昨日、俳優の細川俊之氏が亡くなりました。あのエレガンスな声をもう聴くことができないのは残念です。

そういえば、最近の日本では声質があまりよくない若い俳優やタレントが増えているような気がします。とくにドキュメンタリーや紀行物の美しい映像にそぐわない声質や言葉づかいのレポーターやナレーターが多くなっています。

そんなときにはチャンネルを変えてしまうのですが、これでは HDTV の美しい映像が泣いてしまいます。HDTV は音声もいいので、声質の良し悪しも如実に伝えてしまいます。多分、内容よりもプロダクションとかの絡みが優先していると思われますが、あるいはディレクターの質が低下しているのかもしれません。

宇宙の「おせっかい」

ブラックホールを観測しているNASAのスピッツァー宇宙望遠鏡が、それ自身のほこりでもみ消された巨大な超新星を発見しました。
NASA ImageGallery

Going Supernova While searching the skies for black holes using NASA’s Spitzer Space Telescope, astronomers discovered a giant supernova that was smothered in its own dust. In this artist’s rendering, an outer shell of gas and dust — which erupted from the star hundreds of years ago — obscures the supernova within. This event in a distant galaxy hints at one possible future for the brightest star system in our own Milky Way.

NASA の「Image of the Day Gallery」で紹介されたこの画像、見覚えがあるなと記憶を遡っていたら、思い出しました。そう、あのピンク・フロイドのアルバム『おせっかい』のジャケットとそっくりではありませんか。ピンク・フロイドのほうは、音波で波状が立った水に映った耳のイメージですが、NASA のほうも深遠なエコーが聞こえそうです。

映画『2001年宇宙の旅』ではピンク・フロイドに音楽制作の依頼が来ていたということですが、自分自身も『2001年宇宙の旅』的な音楽を探している時に、ピンク・フロイドの『神秘』に出会い、同時期に タンジェリン・ドリームの『アルファ・ケンタウリ』(Alpha Centauri)にも出会っています。このあたりで、現在の「ニューエイジ・ミュージック」志向への扉が開いた気がします。

ところで、ピンク・フロイドの1971年のアルバム『おせっかい』に収録の24分に及ぶ大曲「エコーズ」を「木星 そして無限の宇宙の彼方へ」のテロップが表示されたタイミングに合わせ再生すると、ラストシーンまでシンクロするとういのは有名。


Pink Floyd 2001: A Floyd Odyssey Full Ending Scene

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