さよなら、「Get a Mac」

In April 2010, Justin Long hinted that the campaign may indeed be over. "I think they're going to move on," he told The A.V. Club, "which is sad, because not only am I going to miss doing them, but also working with John." …

[/SIZE][/B]ADFREAK

2010年4月に、ジャスティン・ロングは、本当に、キャンペーンが終わったかもしれないと暗示。 そして、5月21日、MacRumors が、Appleが「Get a Mac」キャンペーンを終了した様子だと報じました。

「I'm a PC」の John Hodgman の隠れファンとしては、とても寂しい思いです。

そこは議会図書館が公開ツイッターを全て記録するアメリカ。そんな人のためにちゃんとサイトが存在するのです。


APPLE AND TBWA's 'GET A MAC':THE COMPLETE CAMPAIGN

2006 年から2009 年までの全 66 本、すべてを見ることができます。
これで、まな板に上げられた本人も思わず笑っていしまう、たくみなユーモアセンスを再び楽しむことができます。
John Hodgman が iPhone を使用している決定的現場。

まあ、役柄が「PC」だっただけで、本当はMac ファンだったりして。ほんとうの「Microsoft」命であれば、「Get a Mac」のようなキャンペーンで、あのような絶妙なおとぼけはできないでしょう。隣にいるのは娘さんかな。

付録:過去ログメモ

公開日:2007/03/11 22:31

昔からのユーザーはご存知の通り、日本のアップル社はどうしようもないというのが定説なのですが、

[/SIZE][/B]いつまでつづく日本のアップル社の勘違い

ここにきてさらにどうしようもない状態なっているという感じです。(日本のアップル社は本国Apple社のセンスにおんぶに抱っこだということをもっと自覚して謙虚になるべきです。)本国のApple社は「iPhone」のきれいな画像なのに、日本のアップル社のサイトはのホームページにアクセスすると何故「ラーメンズ」を見せられなければならないのか。しかもご丁寧にもホームページ内で「Macによるショートフィルム制作のワークフロー」というこのCM製作者の紹介までしている。このCMがアメリカ版に劣らない人選とユーモアのセンスがあればまだしも自画自賛だけなのですから。(経費をかけているのですから担当者が失敗を認めたくない気持ちは分かるのですが…)

[/SIZE][/B]文化背景の読み違え

この問題にはアメリカのコラムニストも言及しています。ここでは一見好意的にこのCMの生み出された文化的背景をひも解いています。

比較広告は今も日本ではまれだ。Pepsiは1991年にこのタブーを破り、日本で攻撃的な比較CM「PepsiChallenge」を立ち上げ、反発に遭った。「日本では自分の力を誇示しているところを見られると、特に愚かで感じが悪いと思われる。謙遜すれば賢くいい人だと思われる」とリーチェンスタイン氏は言う。これは難しい課題だ。攻撃的な比較CMは以前からAppleの広告の中核だったからだ。米国では、Appleはよく「負けん気の強い弱者」と見られていると、独立系ブランドコンサルタントのデニス・リー・ヨーン氏は語る。ほかの国の人々が米国人ほどAppleブランドを知らないのであれば、こうした広告を「より攻撃的な挑戦」と解釈するかもしれないとヨーン氏は示唆する。もう1つの問題は、ローカリゼーションの過程で、Appleが俳優の衣装̶̶MacとPCのブランドを擬人化するためにある̶̶が持つ意味を一部なくしてしまったかもしれないということだ。米国版CMのMacくんのオフィスカジュアルは服装は、彼がインターネット起業家かかっこいいロケット科学者かもしれないということを暗に示している。だがそうした衣装の意味は、米国の「オフィスカジュアル」運動を取り入れていない日本の一部視聴者には通じない。「MacくんはユニクロかGAPか無印良品の服を着ているように見える。それは、シンプルと低価格̶̶ローエンドブランドを表している」とコバリク氏は指摘する。オタクっぽく見えるパソコンくんについては、「オタクは今や日本文化において尊敬されている」と同氏は言う。

[/SIZE][/B]「Macくんとパソコンくん」、日米文化の違いへの配慮

日本のアップル社の一番の間違いはそのディレクターの選定です。これはアップル社側の宣伝担当者の能力でもありますが、実は日本では長い間「オタク」のPCは「Mac」といわれ続けていたのはご存知でしょうか。

それに米英ともPC側の俳優の基準はIBMの広告に出てくるような(本当は有能な)システム管理者のステロタイプなのです。

だから面白いのです。日本の「パソコンくん」にそんな能力を感じることはできません。しかもなぜ「PC」ではなく「パソコンくん」なのか。ターゲット違いなのです。いみじくも日本版の「Macくん」の印象として「ユニクロかGAPか無印良品の服」という表現が使われていますが、それらのサイトを見てみましょう。

GAP
ユニクロ
無印良品

「GAP」はまあまあとして、これが「Mac」のイメージでしょうか。ではこちらはいかがでしょうか。

アニエスベー

実は日本のアップル社はマーケティング的に民族的文化背景と世代的文化背景の読み違えのような気がします。確かにAppleは世代的文化背景を分析して商品開発を行っているように感じます。ここにApple社の製品と日本のアップル社のCMのセンスのズレが微妙ににずれていて違和感を感じさせる所以ではないでしょうか。

いずれにしても、トップページでの「Macくんとパソコンくん」は早く休止してほしいもので す。

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