「ハルコさんもらしちゃったよ〜。きもちわるいよ〜」_anime

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『老人Z』1991年の公開。近未来アニメとしてたいへん気に入っていたのです。

「晴子さんもらしちゃったよ~。きもちわるいよ~」

古いアパートに住む寝たきり老人、高沢喜十郎の「晴子さんもらしちゃったよ~。きもちわるいよ~」と厚生省(現厚生労働省)の役人の寺田卓の「厚生省をなめんなよ。」の台詞が記憶に強く残って、結局DVDを手に入れて、今でも観ています。

ときどき不思議に思うのは、何度観ても飽きない作品には、アニメが多いということです。店先で映画DVDのタイトルを眺めていても、これ何度見るかなと考えてしまうと、手を引っ込めてしまう作品が多いのです。

老人Z(Wikipedia)

老人介護がリアル感を増している。

初めてこのアニメを見たとき、はっきり言って老人介護に対する実感はありませんでした。
それから18年後、自分を含め、周りを見れば 80 を超えた親を抱えた友人ばかりで、現実に「Z-001号機」のような最新型介護ロボットがあればと思う場面が増えてきました。その意味で近未来を予知していたこの作品はやはり「すごい」と感心しきりです。

ただ、この部分は本題ではなく、本来は『2001年宇宙の旅』から脈々と受け継がれている「コンピュータの進化とその意識」がテーマと思うのですが、CPUの構造に劇的変化はなく、ワキである「老人介護」がリアル感を増してきたのは、時代というものでしょうか。

Roujin Z trailer 1991 老人Z 予告編

■ アンバランス

まあ、近未来の第6世代コンピュータがテーマになっているわりには、登場するコンピューターがSONYの「NEWS」でブラウン管式のディスプレー、有線キーボードといったアンバランスさがあります。そこがこの作品の面白さでもあるのですが、この「NEWS」、当時でもかなりマニアックなソニー製のPCでしたが、いまどきそれを記憶している人も少ないかもしれません。

SONYのコンピューターの系譜は SMC-70/777→MSX HB→NEWS→QuaterL→VAIO となるのですが、玩具みたいな MSX から NEWS へのころ、 Mac の世界に移行したために「NEWS」については高くて手が出せなかったこと以外覚えてはいません。それ以前の「SMC-777」についてはこのブログでも取り上げています。でも、懐かしいですね。古き良きパソコンの時代でした。

SonyDesign 1980s
SMC-70
SMC-777
実はMacは大人中心のPCなのです。その2

■ ロボティックベッド

ところで、なぜ突然『老人Z』なのか、それは第36回国際福祉機器展に出展されるというパナソニックの「ロボティックベッド」の発表を読んで、これは「Z-001号機」の始まりかもしれないと感じたからです。

この「ロボティックベッド」は第六世代コンピュータや超小型原子炉を搭載している訳でもなく、リクライニングと移動式ディスプレーを備えているだけです。機能的に「Z-001号機」に比較してきわめて原始的なのですが、現実に製品として現れてきたのには驚きです。これを開発している技術者の方にはぜひ一度『老人Z』を観て欲しいものです。そうすれば、いま望まれている介護ロボットの方向性がわかると思います。

できればネーミングも「Z-001号機」で。

自立生活を支援するベッド型ロボット「ロボティックベッド」を開発

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